会社の精神は何度でも伝え続ける

池本克之です。



会社やチームで一体感を持つためには、
会社が向かう方向性を1つに定めることが重要だ。


そのためには、
「ミッション・ビジョン・バリュー」の
共有が必要不可欠になる。


あなたの会社では、
ミッション・ビジョン・バリューの
共有をしているだろうか?


そして、社員たちは、
全員があなたの会社の
ミッション・ビジョン・バリューを
腹の底から理解しているだろうか?



多くの会社では、
ミッション・ビジョン・バリューを
掲げてはいても、
社員に浸透しているという企業は少ない。


社是を掲げたり、
ミッション・ビジョン・バリューを
掲げてはいても、

その精神が
社員たちに浸透していなければ
意味がない。


社長室に綺麗な言葉を並べて
飾っているだけでは意味がないのだ。


あなたの会社の
ミッション・ビジョン・バリューを
社員が理解し、
現場で体現していなければいけない。



あなたもご存知の
経営の神様と呼ばれる
ピーター・F・ドラッカーは、

「企業の最大の課題は
価値、使命、ビジョンを確立することだ。

それ以外の機能は
すべてアウトソーシングできる」

と述べている。


会社の精神を決めるのは、
それぐらい重要なことなのだ。


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今一度、
「ミッション・ビジョン・バリュー」の
定義を考えてみたい。


・ミッション

これは、会社の存在意義、
つまり自分たちの企業の目的は何なのか?

何を達成したいのか?

それらを示すのがミッションだ。


会社が掲げているミッションが
できていなければ、
会社の存在意義はないとも言える。


経営者だけではなく、
現場の人もミッションを通して
使命感を共有していないと、
個々の判断軸までぶれてしまう。


そして、それがミスやトラブルなど
様々な問題に繋がっていくのだ。



・ビジョン

ミッションを果たすために、
会社が中長期的に目指す目標や夢のこと。


その会社が将来的に
「こうありたい」と考える姿である。


その将来像を実現させるためには、
社員にもビジョンを共有し、
それを目指して一緒に行動してもらわなければならない。



・バリュー

これは、あなたの会社の価値観や行動基準。


つまり、
「自分の会社はこれをすることで
社会に貢献するから、
それに従って行動してほしい」

と示すのがバリューである。


日々の行動をする際に、
何を基準にして判断したらいいのか?

それがハッキリしていないと、
社員は自分の行動に迷いや
いくつかの選択肢が出た時に、
どう動くべきかがわからない。


そのような時に立ち返るのが、
会社の示す価値観なのだ。


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さて、あなたの会社に
ミッション・ビジョン・バリューは
あるだろうか?


それは、社員にも共有されていて
それぞれが現場で体現できているだろうか?


いくらいい言葉を並べていても、
飾っていたり掲げているだけでは
何の意味もない。


そこで働く全員が腹の底から理解し
体現してこそ意味があるのだ。



あなたの組織が一体感を持って
同じ方向に向かって進んでいくために、

これから先も、何度でも、繰り返し
会社の精神を伝え続けてほしい。



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組織にまとまりがないと
感じているのなら、
ここにそれを解決するヒントが
あるかもしれない…

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社員の変化はデスクから見て取れる

池本克之です。



あなたの会社で働く社員のデスクは
いつも綺麗に整理されているだろうか?


デスクやPCのデスクトップの状態は
その人の情報処理能力はもちろん。


その人の精神状態まで表していると
私は考えている。


実際、気持ちに余裕がないと
片付けたほうがいいのは
頭でわかっていても、

なかなか片付けようという気持ちが
湧いてこなかったりする。


それに、
「後で必要になるんじゃないか…」
と思うと、片付けられない人もいる。



なかなかモノを捨てられない人に
共通しているのが、
「心に不安がある」ということだ。


心が不安定で寂しい気持ちでいるために
モノに愛情を感じやすくなったり
執着を感じやすくなる。



私が以前、社長を務めていた会社では、
今まではキレイに整理されていた
社員のデスクが荒れてきた場合、
仕事量がキャパオーバーしていないか。


内外ともに
人間関係でのトラブルはないか、
など、気を配っていた。


これも大切な社長の仕事の1つだ。


何も変わったことがないのであれば
それでいい。


しかし、
仕事の量がキャパオーバーしていれば
調整する必要がある。


何か問題を抱えているのであれば
解決するための手助けが必要になるかもしれない。


社員のちょっとした変化は、
デスクからも見て取れるのだ。


・・・・・・・・・・・・・・


情報処理能力が低いタイプの人は
もちろんだが、

そうではない人でも、
心身に問題が生じた場合に
共通してまず起こるのが、

「モノが捨てられなくなる」
ということ。


要は、あらゆる面で
判断基準が鈍ってくるわけだ。


私自身も自分でそれが見えたら
黄色信号だという認識をいつも持っている。


そして、悪いことに
モノが増えれば探す手間や
検索の手間が増えて効率が悪くなり、

悪循環のスパイラルに
はまり込んでしまう。


つまり、
「捨てる」という技術を体得することは
決断力を磨くトレーニングでもあるのだ。


とはいえ、
なかなかモノを捨てられない場合は
どうしたらいいのか?


私は、「捨てる」という行動を取る時に
行っていることが3つある。



1:それを捨てたら本当に困るか
具体的にシュミレーションする


2:それがあるせいで、
ロスするコストや時間を割り出す


3:捨ててしまった場合、
本当に必要な時にもう一度購入できないか考える



このような判断基準を意識してみると、
捨てたほうがいいのか、
捨てないほうがいいのか
判断しやすくなる。


何も判断基準がなければ、
なんとなくもったいなくて
「捨てられない」という誘惑に負けてしまう。


しかし、それでは
仕事の効率が悪くなったり、
仕事を終わらせたくても
余計に時間を取られることに繋がる。


なので、先ほどの判断基準を活用し、
定期的にモノを整理していくことが大切なのだ。


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さて、あなたや
あなたの会社で働く社員のデスクは
いつもキレイに整理されているだろうか?


デスクやPCのデスクトップの状態は、
その人の精神状態まで表している。


もし、今まで社員のデスクを
よく見たことがないというのなら、
これを機に見てみてはどうだろうか。


そして、何か気になったのなら、
声を掛けてあげてほしい。


今まで知らなかったことが
見えてくるかもしれない…



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部下のマネジメントで悩んでいるのなら
ここにヒントがあるかもしれない。

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社長が社員に教育すべきこと

池本克之です。



チームを支えていく大切な仕組みの中に
「教育」がある。


採用の段階で
自社の企業文化に合った人を
採ったとしても、
放っておいては人は育たない。


働き始めたばかりの頃は
理想に燃えていても、
日々の雑務に追われるうちに
目的を見失うことがある。


そして、仕事が雑になっていく。


それに、こんな話もある。


半年の研修が終わった後、
「やっと自分の仕事が持てる!」
とやる気になっていた新人が、

部署に配属された途端、
上司から放置されるということだ。


これは、明らかに
やる気を失くす原因になる。


自分は何のためにここにいるのかと
悩む人も出てくるだろう。


そして、
「どうせ何もさせてもらえない…」
という気持ちが大きくなると、

その後は本当に何もしなくなっていく…
ということだってあるのだ。


もちろん、これは上司にも原因がある。


しかし、会社のトップであるあなたは
覚えておいてほしい。


人間というのは、
誰もが簡単に流されてしまう。


しかも、悪い方向に変わるほうが
たやすいのだと。


だからこそ、
教育はとても重要になる。



ここで、私からあなたに質問がある。


「あなたは、
今の事業で何をしたいのか?」


「儲けたい、稼ぎたい」では
普通すぎる。


私は事業をやろうとしていて、
そう思わない人に会ったことがない。


「利益を出したい」も当たり前。


それに加えて、

「何のために、何をもって、
どんな時にそれをやろうと決意し、
進んでいこうとしているのか」


これを明確にしておくことが
非常に大事だ。



個人的に
どんなに優れた能力がある社長でも、
1人で事業をやって何十億円も
稼いでいるという人はいない。


みんな組織でやっている。


最初は何人かの仲間がいて始めたものが
次第に何百人、何千人の組織に成長して
結果的に大きなものを手に入れているわけだ。


ということは、

「自分が何をしたいのかを
身近な人たちにわかるように伝える」。


これこそが、
リーダーとしてやらなければいけない
ことになる。


だが、このようなことを
きちんと社員に伝えている社長は少ない。


数字のことは伝えていても、
どうして今の事業をやっているのか?
というような部分を伝えることはない。


いくらあなたが実現したいと思っている
ビジョンや夢があったとしても、

周りで手伝ってくれる人たちが
いわゆる
「サラリーマン化」してしまっていたら
それを実現するのは難しいだろう。


例えば、

「社長はあんなふうに言ってるけど、
来月のボーナスはいくらなの?」

とか、

「さぁ、仕事は適当に切り上げて、
どこに飲みに行こうかな」

などと考えている社員ばかりだとすると
あなたの夢は叶いそうもない。


そう感じないだろうか?


生活していく上で
給料のことは大事だ。


しかし、それよりも、

「社長はそういうことがやりたいのか。
よし、わかった。俺もそれに乗った!」


「俺も同じ気持ちで一生懸命やって
絶対にその夢を叶えたい。
一緒に熱中したい。手に入れたい!」


という社員ばかりだったとしたら…
絶対に成功する気がする。


だが、結局それも
自分のやりたいことを相手にきちんと
伝えていなければ、
共感も何も生まれない。


なので、自分が何をしたいのかを
身近な人たちにわかるように伝える。


これが重要だし、
社員たちに教育するべきことなのだ。


・・・・・・・・・・・・


チームを支えていく大切な仕組みの中に
教育がある。


どんなに採用の段階で
自社の企業文化に合った人を
採ったとしても、
放っておいては人は育たない。



さて、あなたは
今の事業で何をしたいのだろうか?


日々、忙しく働いていると
このようなことを考えることはない。


なので、少しだけ立ち止まり、
考えてみてほしい。


そして答えが出たら、
社員にも伝えてほしい。


会社のトップとして、
あなたと社員が行く先を
明確に示してあげるのだ。



PS
忙しい日々の中で効率よく学ぶには
どうすればいいのか?


それは、ここにヒントがある。

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