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2019年2019/09/19

なぜ、あなたの指示は通じないのか?

文化


池本克之です。


「どうして言ったことと
違う行動を取るんだ…」

「何度も同じことを
言わせないでくれよ…」


あなたは、
こう思った経験はないだろうか?


部下には正しく伝えた。
間違ったことは言ってない。


なのに、伝わらない。
話が通じない。


こうなると、同じような話を
もう一度しなければならなくなるので、
時間のムダである。


また、その間は
自分の仕事が止まってしまい
とても非効率だ。


一回で伝わっていれば
時間を無駄にもしないし、
仕事だってもっと前に進む。


なのに、それができない。


一体どうしてなのか?



それは、私たち人間に
一人ひとり価値観があり、
それぞれ違うからだ。


例えば、
「なるべく急ぎで終わらせてほしい」
と言って、
部下に仕事を任せたとする。


上司としては、
「今日中に」
という意味だったとしても、


部下は
「一週間以内に」
と解釈する場合がある。


「なるべく急ぎ」
という言葉に対する価値観が
異なっていることで、
仕事の進め方に
ズレが生じてしまっているのだ。


結局、上司は
「なるべく急ぎと言ったのに、
どうしてやらないんだ!」
と部下を叱りつける。


部下は
「この仕事を終わらせたら
すぐに取り掛かろうと思っていたのに」
と、上司に対して
不信感を持つようになる。


こうした価値観の違いによる摩擦が
ありとあらゆる場面で生じ、
チーム全体の仕事の効率を
下げているのだ。


・・・・・・・・・・・・


言ったことが伝わらない、
話が通じない、というのは、


あなたの価値観と
社員の価値観がズレているからである。


であれば、
あなたの価値観を
社員に教える必要がある。


そうじゃないと、
いつまで経っても
話が通じることはない。


仮に通じたとしても、
それまでには
多くの時間を使っているだろう。


短時間で通じれば話が早いし、
仕事のスピードだって上がる。


もちろん、
ストレスを抱えることも大きく減る。


そのためには、
社員の価値観を
できるだけあなたの価値観に
近づけることが重要だ。


そのために役立つのが、
CCSである。


別名
「コーポレート・カルチャー・
スタンダード」。


日本語にすると
「企業文化の基準」だ。


中小企業の場合、
社長の価値観が
そのまま企業文化になる。


つまり、CCSというのは、
社長であるあなたの価値観を文書化した
ルールブックなのだ。


ここには、


・会社の理念
・会社が果たすべき社会的、業界的役割
・商品づくりの方針
・お客さま対応の基本
・通常業務の取り組み


などなど。


あなたの価値観が
事細かに書いてある。


これがあることで、
社員の誰もが様々な場面で
同じ判断・行動を取ることが
できるようになる。


いわば、
「業務の虎の巻」で、

「判断に迷ったら
ルール・ブックに答えがある」

というものを作り上げるのだ。


これさえあれば、
どんな部下でも最低限の結果を
出してくれるようになる。


それに、
同じようなことを何度も言ったり、
話が通じないということがないので
ストレスが大きく減る。


・・・・・・・・・・・・


会社で働くのなら、
その会社の企業文化に
合わせる必要がある。


しかし、会社の企業文化は
そこで働く個人の価値観とは
全く異なる場合が多々ある。


また、
社員によって理解度に差が出たり、
間違った理解をしているケースが
よくある。


これは、
企業文化が目に見える形でないのが
原因だ。


しかし、
企業文化を文章化することで
目に見えるようになる。


そうすることで、
誰もがその通りに
行動できるようになるのだ。



さて、あなたが考える価値観には
どのようなものがあるだろうか?


CCSを作るのには時間が必要だ。


自分の価値観を書き出すのだから
自分と向き合う必要がある。


だが、それでも
CCSを作ることに時間を投資するのは
長期的に考えれば
とても賢い選択だろう。


ぜひ、これを機会に
あなたの価値観には何があるのか
書き出してみてほしい。


それが、あなたのストレスを減らし、
チーム全体の仕事の効率を上げる
きっかけになるだろう。


PS
もっと効率よくCCSを作るには
これがお役に立てる。

http://a15.hm-f.jp/cc.php?t=M116467&c=21825&d=8894

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