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2019年2020/01/23

ディズニーランドから学べること

池本克之です。



組織には色んな人がいる。


仕事に対する考え方も、感性も、
取り組む姿勢も様々。


それを何とかして動かしていくのが
会社のトップである社長の仕事だ。


私が参考にしたのは、
より多様な人材を束ねる
グローバル企業のマネジメント手法。


言語も、国籍も、
文化的バックグラウンドも異なる
スタッフを大勢抱え、

しかも高品質で
均一なサービスを提供している
多国籍企業の取り組みには
「人を動かす」ヒントがたくさんある。


中でも一番参考になったのは、
ディズニーランド。


10年以上前のこと。


創業当時のディズニーランドで
役員を務めていた方の講演録を
拝見したのだが、
まさにヒントの宝庫だった。


特に大きなヒントとなったのは、
その中に出てくる閉園後の掃除の話だ。


人によって「キレイ」の基準は様々。


几帳面な人もいれば、
大雑把な人もいる。


しかし、パークとしては
日によって、あるいは場所によって
キレイさにバラつきがあっては困る。


毎日、同じレベルで
隅々までキレイな環境。


これは、お客様に提供する
大事なサービスの1つだ。


「恐ろしく分厚いマニュアルが
あるのだろう」

と、私は想像した。


掃除の仕方や基準に
細かい決め事がたくさんあって、
アルバイトのスタッフも
それを猛勉強して、

厳しいテストに合格しないと
現場には出られない…

そんなことを想像した。


ところが、実際のルールは
極めてシンプルだった。


「翌朝一番に来園された赤ちゃんが、
園内のどこを這い這いしても
いい状態にしてください」

というものだったのだ。


何か落ちていれば、
拾って口に入れてしまうかもしれない。


目についたものを
舐めてしまうかもしれない。


それでも大丈夫な状態。


それがキレイの基準だ。


・・・・・・・・・・・・・


人を動かすには
まず「どう動いてほしいか」を
クリアにする必要がある。


それは、私たち中小企業でも
同じことではないか。


どんな人にでも、
新しい人が入ってきたとしても、

全員が
「あぁ、こっちに動けばいいんだ」
とパッとわかることが大事。


それができれば、
部下が自分の言う通りに動かないと
ストレスを抱える社長も減る。


社長は何を考えているのかわからないと
ストレスを抱える社員も減るだろう。



では、一体どうすれば
そんな基準となるものを作れるのか?


それには、
社長の価値観を会社の基準とするのだ。


あなたが会社で
やってほしいと思っていること。
これだけはしてはいけないと思っていること。


これらを明確に文章で示す必要がある。


そもそも、ほとんどの会社の基準は
社長の価値観が基になっている。


であれば、
その価値観を明確に示してあげれば
そこで働く人は常に正しい行動を取れる。


そして、誰もが同じ基準で働くことができるのだ。


・・・・・・・・・・・・・・


組織には色んな人がいる。


仕事に対する考え方も、感性も、
取り組む姿勢も様々だ。


それを何とかして動かしていくのが
会社のトップである社長の仕事である。



さて、あなたの会社には
社員が一目でどう動けばいいのかわかる
基準があるだろうか?


社員が仕事をしていて判断に迷った時、
「この行動が正解」というような
基準があるだろうか?


この基準さえあれば、
どんなに人が入れ替わったとしても
社員はそれぞれの持ち場で正しく動けるようになる。


そして、これが
会社の成長を加速させる要因となるのだ。

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