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2019年2019/10/18

悪い報告がすぐに上がってこない理由

怒る


池本克之です。


社長であれば、
悪いことは
なるべく早く報告・共有してほしい、
そう思うだろう。


対応が遅れることで、
会社が危機にさらされる場合も
あるからだ。


しかし、社員はというと、

そんなことより、
怒られるのが嫌、という理由で
報告しない人もいる。


特にいまの若者は、
叱られたり、怒鳴られたりすることに
慣れていない。


「後で大きな問題になる
可能性があっても、
いま怒られたくないから
ミスを隠そう」


という価値観を持っている人が
いるのだ。


しかし、会社の中には
「怒りっぽい上司」というのは
いるもの。


ろくに部下の話を聞こうともせず、
一方的に怒鳴りつけたり、

「わずかなミスでも許さない」
とばかりに責め立てる。


「前にもこんなミスがあった、
あんなミスがあった」

と、昔のことまで掘り返して
説教する人もいる。


だが、いまの若者にこんなことをすると
まったくの逆効果。


いくら責め立てるような物言いをしても
ますますミスを報告しなくなるだけだ。


こうなると、問題は放置され、
気づいたときには遅かった…
ということになり兼ねない。


・・・・・・・・・・・・・


では、どうすれば
社員がすぐに報告・共有を
してくれるようになるのか?


それは、
「ミスを報告しても怒られない」
と思わせることが大事になる。


失敗しても、責められたり、
排除されたりする心配はない、
という安心感を与えることが
必要なのだ。


例えば、社員がミスをした時に、


「ミスは誰にでもある。
それはもう仕方ない。

大事なのは、
今後どうやって防ぐかなんだ。

何が原因で
こんなミスが起きたのかを突き止めて、
未然に防ぐいい方法を
考え出してほしい」


そんなふうに、
言い含めるように話すといいだろう。


・・・・・・・・・・・・・


もちろん、こんなことを言っている
リーダー自身がミスを隠していては
まったく説得力がない。


リーダー自身がミスをした場合は
言うまでもないが、


部下の前で
「私の判断ミスだった」と
言えるかどうか。


そういった言動を
部下に見せられるかが
大事なポイントになる。


・・・・・・・・・・・・・


どんなに小さなミスであっても、
時間が経つにつれて
大きな問題になることはある。


悪いことが起きた時に
すぐに報告してもらえるように、
私たちはミスを隠さない環境を
作っていかなければならない。


ぜひ、お互い積極的に実践していこう。


PS
社長は、常に学ぶ姿勢を
忘れてはいけない。


だが、勉強法には
正しい勉強法と間違った勉強法がある。


あなたは、どちらだろうか?

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