山の頂を見てみたくないか

山の頂を見てみたくないか。

池本克之が提唱する「組織学習経営」とは?

より高い山を目指すなら経験豊富なシェルパが必要です。

エベレストに登ることになった場合、絶対に必要なことはなんでしょうか。それは「経験豊富なシェルパを雇うこと」です。シェルパとは地元民族の山岳ガイドのことで、最適な登山計画を立てた上で、事故がないよう安全なサポートをしてくれます。
ビジネスも登山と同様です。
優れた計画を一緒に立案し、詳細な工程確認をしてくれる「ビジネス版シェルパ」の存在が事業の成長を加速させるのです。

経営者としての経験から学んだ「組織学習」とは?

私はこれまで2度の上場を経験しましたが、その最大の財産は、私のコンサルティングメソッドである「組織学習経営」の概念を確立できたことです。組織学習経営は、英語で「Learning Organization Management」となるので、略して“LOM”と呼んでいます。このLOMとは、自立した個人が学びながら継続的に成長する組織を形成する、自律成長型組織を作るために私が開発した経営手法です。

LOMを実現する5つの規律

LOMでは、絶対に欠かせない5つの規律を定義しています。このうちのどれか1つが欠けてもLOMは機能しません。5つすべてが揃った状態を保ちながら、さらに高めていくことが重要となります。

  • 自己成長

    組織の成長は組織にかかわる個人の成長の上に成り立ちます。そこで、まず個人が主体的に学ぶことが大切です。学ぶことは、知識、技術はもちろんですが、人としての在り方を確立することもさらに大切な要素です。

  • チームシップ
    学習

    組織にかかわる全員が課題を見つけ、どう解決するかを本音で話し合うことで、組織へのかかわり方を自分事にしていきます。これは、同時にコミュニケーションレベルを強化することにもなります。

  • 全体思考

    組織内で起こる事象の原因を個人ではなく、事業全体の構造に由来すると考える思考です。それによって、個人や部門のつながり、組織に与える影響を総合的に判断する能力を高めます。

  • MVVの共有

    MVVとは、それぞれ組織が存続する上での、ミッション(使命)、ビジョン(将来像)、バリュー(存在価値)を意味します。
    これを全員で理解し、実践することで、事業の判断基準に統一感が生まれます。

  • 相互理解

    自分の価値観と組織に関わる他のメンバーの価値観の違いを受け入れることが大切です。それは、自分の固定観念に気づき、変化させることでもあります。

LOM実践の前に必要なこと。
それは「儲かるしくみ」づくり

とはいえ、いきなりLOMの実践による組織の成長を目指すわけにはいきません。その前に取り組んでいただきたいことは「事業としての成長」です。
まずは安定的に儲かるしくみを作り、成長のエンジンを確保すること。それがなければ組織を成長させることはできないのです。

そこで、まず私が提唱しているのは「儲かる事業を作る7つのステップ」です。

儲かる事業を作る7つのステップ

  1. 現実を知る

    まず、あなたの会社が置かれている状況を把握してください。

  2. 市場を知る

    そして、どの市場で戦っているのかを分析します。

  3. 競合を知る

    そこには必ず競合がいますので、その分析をします。

  4. 優位性を知る

    競合に対抗できる自社の優位性を知ってください。

  5. 顧客を絞る

    さらに、顧客を絞り込みます。
    大事なことは「売らない顧客」を決められるかどうかです。

  6. 伝え方を考える

    その上で、ロイヤリティの高いお客様をセグメントして、そのお客様に対して優位性を的確に伝える手法を考えます。

  7. 事業構造を再考

    最後に今後の課題を抽出し、その解決方法を経営の中に取り入れていくのです。この課題解決の中にLOMを取り入れると、成長がより加速します。

この方法で、まずは安定した経営基盤を構築することが最優先となります。
あなたのビジネスを「儲かる事業」にした上で、いよいよLOMの実践に移行していきます。

学習する組織をつくるには?

  1. 背景の共有
  2. 将来像の設定
  3. TDC
  4. 評価基準の設定
  5. 学びをしくみにする

LOMを実践するには5つのステップがあります。
まず組織で働くメンバー個人としての働く目的の背景、なぜこの組織を選んだか、何を望むのかを共有します。それによってパーソナリティーを明確にした上で、組織として実現したい将来像を明らかにしていくのです。個人と組織の将来像にズレがある状態ではLOMに本気で取り組むことはできないからです。次にその将来像を実現するために何が課題か、どう解決するのかを全員が参加する話し合いで決めます。これによって全員の合意が形成されます。さらに課題解決を評価するための基準を決めます。LOMの対象は企業ですから、成果を数値で評価することが重要です。最後に学びをしくみにします。LOMは組織のあらゆる階層で多発的に発生する課題や問題を学びに変えて、組織全体の成長エネルギーにする取り組みともいえます。個人の学びを組織に広げることを継続的な仕組みにできれば、自律成長型組織は完成といえます。またこの5つのステップを通して、同時に5つの規律についても学んでいきます。そうすることで自立した個人の中から次世代を担うリーダーが現れてくるでしょう。

どうすればLOMを導入できるのか

LOMの実践には時間がかかります。組織に関わる全員で自律成長型組織になり、しかもそれに継続性を求めるわけですから、短時間で実現できるほど簡単ではないのです。LOMを実現する期間は企業よって違いが出ますが、おおよそ5年計画で取り組んでいくことになります。十分な売上や時間がないという場合には、最初の2年で売り上げを倍増させLOMに投資する資源を確保した上で、次の1年でLOMを完成させるという変則的な計画を実践する場合もあります。これは各企業の置かれた状況により調整していきます。

どのような事業ステージにあっても、私は計画的なコンサルティングを行い、自律成長型組織を実現させることをお約束します。それによってあなたは理想の組織とともにベストルートで頂にたどり着くことでしょう。

さぁ、シェルパの私と頂をみませんか?

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