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2019年2020/03/12

それは自分たちの問題ではない

池本克之です。



働く人の多くは、
「職業は何か?」と訊かれると

自分が毎日どのような職務を
行っているかを話すばかりで、

自分の属する事業全体の
“目的”について語ることは
ほとんどない。


自分が属している組織に対しても、
自分が仕事をすることで
何らかの影響を及ぼしているなんて
考えもしないだろう。


毎日、自分の仕事をして時間を過ごし
何かトラブルがあったら対処する。


そんな日々を過ごしている人が
大半なのではないか。


その結果として、
自分の責任の範囲は
自分の職務の境界までに限定される
と考えがちだ。


しかし、組織にいる人が
自分の職務にだけ焦点を当てていると、
自分以外のところで問題が起きた時に
他人事になる場合がある。


そもそも会社というのは、
各々の部署がバラバラで
成り立っているわけではない。


すべてが繋がっており、
相互に影響し合っている。


なのに、
すべての職務が相互に作用して
生み出された結果に対して、
責任感をほとんどもたなくなるのだ。


特に、その結果が
期待外れだった場合には、

自分たちの問題ではなく、

「誰かが間違った」
「あの部署が悪いんじゃないか」

と自分以外の誰かが悪いと
決めてかかることしかできない。


そして、

「自分たちはちゃんとやった」
「だからあの人が悪い」
「あの部署が悪い」

と責任を他人に押し付けるようになる。


もちろん、多くの人は
何か問題が起きた時に
それが自分の責任だとは
思いたくないだろう。


しかし、問題が起こった時、

“自分以外の誰か”のせいにしていては
問題の解決は遅れ、

多くの時間をムダにすることになる。


・・・・・・・・・・・


では、どうすれば
そんな状態を無くせるのか?


どうすれば、社員は
自分以外のところで問題が起きた時でも
自分事にして考えるようになるのか?



それは、
仕事全体の流れをフローチャートにし
見える化することが重要だ。


社員に会社全体の業務を把握してもらい
すべては自分と繋がっている
ということを理解してもらう。


これができれば、
問題が起きた時でも自ずと

「あの部署じゃなくて、
前工程の自分たちの部署にも
原因があるのでは?」

と考えられるようになる。



そんなフローチャートの作り方は
下記の3ステップだ。



1:社内の主な仕事を洗い出す
2:付箋に1仕事ずつ書いていく
3:関係している業務を線で繋ぐ



ポイントは、2の部分で

「営業」「企画」「マーケティング」
という部署の名前を書くのではなく、

営業部なら
「個人営業」「法人営業」
「営業事務」「営業アシスタント」など
職務をわけて書いていく。


さらに、それぞれの業務も
細かく書いていく。



こうすることで、
前後の繋がりや最終的な終着点が
一目瞭然になる。


今までは自分の部署やチームは
独立しているように感じていたものが、

複数の部署と関わり合っている
ということが
見えてくるようになる。


・・・・・・・・・・・


仕事の多くは連動しているので、
1つの問題は必ず複数の影響を生む。


組織で働いているのなら、
そのことをよく理解してもらわなければ
ならない。


そのためにも、
今日お話したフローチャートは
とても効果的だ。



何か問題が起きた時に
責任をなすりつけたり、他人事にせず、
自分事として捉えてもらえるように。


ぜひ、業務全体のフローチャートを作り
目に見える形で共有してほしい。


それが組織全体を俯瞰できる
社員を育成することに繋がるのだ。



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