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2025年2025/03/14

ミスを報告しない若者の心理

池本克之です。

もしも、ミスをしてしまったら…

いまどきの若者は、
すぐに報告してくるのでしょうか?

もしかしたら、
すぐに報告してくる人もいるかもしれません。

しかし、いまどきの若者は、
人の目を気にしすぎる傾向があり、
ミスした自分を見られたくないという
強い思いがあるのです。

そんな若者の中には、
一人でご飯を食べている姿を
見られたくないという理由で、
トイレでランチを食べている人もいるようです。

これを聞くと、今の若者が
周りの目を必要以上に気にしていることが
よくわかります。

このような人に、
「悪い情報ほど早く報告するように!」
と言っても、
なかなか行動には移せないでしょう。

ミスしたことがバレたくないので、
必死に隠そうとしたり、
ミスがバレるまでは何も言わない人もいるのです。

こうなってしまうと、
ミスの報告が遅れてしまうので、
対応がどうしても遅くなります。

お客様に迷惑をかける
原因にもなるでしょう。

「あんたのところは
一体どうなっているんだ!」

と、クレームに繋がる場合だってあるのです。

それ以外にも、
上司が感じるストレスも
相当大きいのではないでしょうか。

「どうして、もっと早く
言わなかったんだ!」

と、怒りたくなる方もいるかと思います。

だが、いまどきの若者は、
人の目を必要以上に
気にする傾向があるということを、

私たちは十分に理解しておく
必要がありそうです。

「そこまでしないといけないのか、
大変だな…」
と思われる方もいるでしょうが、
それだけ私たちと今の若い世代とでは
価値観に違いがあるのです。

では、そのような若者たちに、
ミスやトラブルが起きた際、
できるだけ早く報告してもらうには
どうすればよいのでしょうか。

それは、
ミスやトラブルが発生したときに
すぐに上司へ報告できるような仕組みを
社内に作っておくことだと考えます。

例えば、メールやSNSなどでの報告も
認めるといった方法です。

なぜメールやSNSなのかというと、
今の若者は周りの目を気にして
言い出せない方が多いからです。

「ミスやトラブルが起きたら、
すぐに報告するように!」と言っても、
周りの視線を考えて言えない場合が
少なくありません。

そうなるよりは、
最初から報告しやすい環境を整え、
ミスやトラブルの報告が遅れる事態を
防ぐほうが断然よいと思います。

ミスやトラブルをすぐに報告してもらえれば、
対応を早く行えるので、
お互いにストレスなく仕事を進められます。

これを読んでいる方の中には、
「SNSでミスを報告なんてありえない」
「おかしいだろう」と感じる方もいるかもしれません。

もちろん、私もそのお気持ちはよくわかります。

私たちの世代では、
そのような方法は考えられなかったからです。

しかし、悪い情報こそ早く報告してもらうためには、
今の若者が安心して報告できる仕組みを
整えることが欠かせないと考えています。

小さなミスが大きなトラブルに発展しないように、

今の若者に合わせた報告の仕方を
社内の仕組みとして導入しておくことが、
これから先、会社を伸ばし続けていくために
必要になるでしょう。

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