部下を成長させるフィードバックの方法

池本克之です。



上司の中には、

「部下にフィードバックをするのが
苦手だ…」

という人が存在する。


特にネガティブなことを伝えるのは
苦手だと感じている人が多いのではないか。


そこには、

“部下に嫌われたくない”

という気持ちが
あるからかもしれない。


しかし、フィードバックをすることは
部下を成長させるより良い方法の1つだ。


そこで今日は、
ネガティブなフィードバックをする時の
ちょっとしたポイントをお伝えしたい。


・・・・・


部下にフィードバックをする機会というのは
色々あるだろう。


例えば、部下との1対1の面談の場だ。


この時、部下の話を
聞きっぱなしにしていてはいけない。


助言なり、叱咤激励なり、
疑問に対する答えなり、

何らかのメッセージを
伝えることが大切になる。


これが、フィードバックだ。


もし、相手に対して
耳の痛い話をしなければいけない場合。


まずした方がいいのは、

最初に良いところや
評価している点を褒める。

ということだ。


これをすると、
部下の心が柔らかくなる。


それによって、
上司の話に耳を傾ける姿勢が
整うようになるのだ。


その上で、少々
耳の痛い話をするといいだろう。


・・・・・


部下に耳の痛い話をする際の導入として
使える言葉がある。


それが、


「正直に言うと」
「率直なところ」


などのフレーズを入れる
ということだ。


もっと丁寧に、

「あまり細かいことは言いたくないけど
君には成長してほしいから正直に言うね」

などと言ってもOKだ。


こう言われると、部下は

上司は自分のことを
考えてくれている

ということが理解できる。


大事なのは、
部下がおもしろくないと思うことを
伝えたりダメ出しをする時に、

それを受け入れやすくするために
導入を打つということだ。


これをすることで、
言いたいことがより伝わりやすくなる。


部下も聞く姿勢ができるので、

「よく考えたら、
上司の言う通りかもしれない」

と、上司の考えを受け入れやすくなる。


・・・・・


フィードバックは、
部下を成長させるより良い方法の1つだ。


フィードバックの中でも
ネガティブなフィードバックは
苦手だと感じている人がいるかもしれない。


しかし、良くないところは
できるだけ早い段階で指摘してあげないと
部下の成長を阻害することになる。


結果として、会社の成長も遅くなる。



フィードバックの目的は、
「今より良くすること」で、

部下のダメなところを
自覚させることではない。


部下が今後、成長していくために、
どんなに耳の痛い話でも
率直に伝えてあげてほしい。



良い会社とはどんな会社なのか?

池本克之です。



昨日、人間には2つの要素があり、
その中でも特に重要なのが
「モラル」の部分だというお話をした。


このモラルの部分がズレていると、
組織の中に色々な要らない摩擦が
生まれるようになる。


例えば、「会社を良い会社にしよう」
というのは誰でも思うだろう。


社長ももちろん思っているし、
社員も思っている。


悪い会社にしようとか、
足を引っ張ってやろうとか、
そんなふうには思わないはずだ。


できれば良い会社にしていきたいと
誰もが思っている。


ところがだ。


この「良い会社」という言葉自体に
少々、問題がある。


それは何かというと、
社長の価値観における「良い会社」と、

社員それぞれが考えている
「良い会社」というのは
ちょっとずつ違っていたりする。



例えば、

「良い会社とは、
売上のたくさんある会社なんだ」

という考えを持っている人もいれば、


「いやいや、売上ではない。
自分の給料がたくさん貰えれば
それは良い会社なんだ」


と考えている人もいる。


他にもまだまだある。


「良い仲間と一緒に仕事ができる。
良い上司、良い社長がいる会社は良い会社だ」

と思っている人もいれば、


「自由に使えるお金を
たくさん持ってる会社が良い会社だ」


「福利厚生が充実している会社が
良い会社だ」


などなど、言っていたらきりがない。


人それぞれ「良い会社」に対して
色々な考え方を持っている。


もちろん、どれか1つだけではないだろう。


売り上げか、利益か、
福利厚生か、給料か。


どれか1つで良い会社、
ということではない。


色々な要素が絡まって
良い会社だと考えており、
それぞれが定義づけているわけだ。



しかし、社員一人ひとりが思っている
「良い会社」と、

社長が思っている「良い会社」は
一致していない場合が多い。


社員とは考えがズレていることが
多いのだ。


だけど、みんな良い会社にしようと思って
一生懸命、働いている。


だが、実際は
社長が思っている良い会社と
社員が思っている良い会社は違うので、

結果的に、社長が思い描いている
良い会社にすることが難しい。


・・・・・・


では、どうすればいいのだろうか?


その答えは、シンプルだ。


あなたが考える
「良い会社とはこういう会社」
ということを明文化し、
社員全員に共有する。


これができれば、
あなたの会社で働く誰もが
「良い会社」の定義を理解できるので、
全員が同じ方向を向いて仕事ができるようになる。


だが、明文化しなければ、
そこで働く人たちはそれぞれの考えで
動くようになるので、
無駄が生まれ、非効率な働き方になる。


あなたが思い描いている
「良い会社」にするには
多くの時間を要するようになるだろう。



だからこそ、会社のトップである
あなたの考えを明文化し、
社員に共有するべきなのだ。


それが、最短距離で
あなたが理想とする会社になる秘訣でもある。


・・・・・・


私の会社でも、
私の価値観は社員全員に共有している。


しっかりと明文化し、
誰が見てもわかるようにルールブックにして
社員全員が仕事の時は常に携帯している。


これがあるおかげで、
社員たちは迷うことなく仕事ができるし、
正しい行動を取ることもできる。



私にも理想の会社があるように、
あなたにも理想の会社があるだろう。


その会社に一日でも早くなれるように、
あなたの考え、価値観を
社員に共有し続けてほしい。


この行動こそが、
あなたが思い描いている良い会社を実現する
一番の近道なのだ。