部下からの信頼を失う上司の特徴

池本克之です。 上司の言動や行動に一貫性がなければ、 部下から信頼されることはありません。 それは、誰であっても同じでしょう。 あなたも、言っていることとやっていることが違う人を見て、 それ以来、信頼できなくなった経験があるかもしれません。 少なくとも、信頼は確実に減ります。 そのようなことが続けば、 「この人は口で言うだけだ」 「行動が伴っていない」 と思われるようになり、 だんだん距離を置かれるようになります。 会社でも同じです。 上司がそのときの感情で言うことをコロコロ変えれば、 部下は上司をみくびるようになります。 もちろん、信頼もされにくくなります。 「この間はこう言っていたのに、今日は違うことを言っている」 「どっちが本当なんだ」 「いつも言うことが違うじゃないか」 そんな不満が積み重なり、 やがて諦めに変わっていきます。 ここまで来ると危険です。 組織は、本当にうまく機能しなくなります。 なぜなら、部下は表では「はい」と言って動いていても、 内心では納得していないことが多いからです。 上司の言動と行動が一致していない。 その状態が続けば、 やる気は確実に落ちていきます。 このまま放っておけば、 最終的に「辞める」という選択をする人も出てくるでしょう。 もちろん、 言うことが変わるのには理由がある場合もあります。 ですが、 その理由をきちんと説明しない限り、 部下に伝わることはありません。 部下は、 私たち社長や上司を本当によく見ています。 言った通りに行動しているか。 約束を守っているか。 少しでも違和感を感じれば、 「あの人もやっていないから、自分たちもしなくていい」 「どうせ、〇〇さんはやらないだろう」 そんな空気が生まれ、 組織の行動はバラバラになります。 さらに部下は、 取引先への態度や お客様への接し方まで見ています。 そこで違和感を覚えれば、 上司への信頼は簡単に下がります。 上司のちょっとした行動が、 信頼を下げることもあれば、 反対に高めることもあるのです。 私たち上司の行動は、 思っている以上に 部下へ大きな影響を与えています。 見られていないようで、 実は、よく見られています。 その自覚を持つことが大切です。 部下に正しい行動を取ってもらいたいなら、 まずは、 私たち自身が 言っていることと行動を一致させる。 そこがすべての出発点だと感じています。

もしも、緊急事態が起きたら!

池本克之です。 「プレーイングマネージャー」は どこの会社にもいます。 社長兼営業部長の あなたも、 まさにそうでしょう。 この言葉が ビジネスの世界で 使われ始めたのは 1990年代です。 しかし、 それ以前から 社長兼営業部長は 確実に存在していました。 プレーヤーと マネジャー、 2つの仕事を 両立させるのは 確かに難しい。 ですが、 やらなければならない。 それが現実です。 中小企業の場合、 多くの社長が この立場にあります。 事実、 私が実施している グルコンでも、 このテーマの相談は 非常に多いです。 プレーイングマネージャーは もともと スポーツの世界の考え方です。 監督兼選手、 という役割ですね。 そして、 優秀な選手が 必ずしも 優秀な監督になるとは 限りません。 一方で、 名選手でなくても 優れた監督になる人もいます。 では、 プレーイングマネージャーとして 成功するために 必要なものは何か。 それは 「時間をマネジメントするスキル」です。 これができなければ、 2つの仕事を 切り分けて、 それぞれで成果を出すことは できません。 仕事をしていれば、 緊急事態が起こるのは 当たり前です。 しかし、 それに振り回されていては 本来やるべき仕事は 進みません。 たとえば、 午前中は 集中して 新しいプロジェクトの 企画を考える。 午後は 部下の面談をする。 そう予定していたにもかかわらず、 顧客からの呼び出しに反応し、 遠方まで出かけてしまう。 その結果、 予定していた行動が できなくなる。 企画の納期は遅れ、 部下からの信頼を 失ってしまう。 これは とても残念な事態です。 しかも、 「納期を守れ」 「信頼を失うな」 それは、 社長であるあなたが 普段、 部下に言っていること だったりします。 どんな緊急事態が起きても、 優先すべき予定を 崩さずに実行する。 それが 時間のマネジメントです。 そして、 その姿勢を 社員に見せることで、 社内の あるべき仕事の仕方が 伝わり、 企業文化として 浸透していきます。 「緊急の案件を 後回しにするってこと?」 そう質問されることが よくあります。 答えは、 「そうです」。 実際には、 自分が思っているほど 本当に緊急な案件は 起きないものです。