池本克之です。
あなたの会社に
事業計画書はあるでしょうか?
これを訊いた多くの社長が
「いえ、ありません…」と答えます。
実際、事業計画書がなくて
どのように会社を大きく
伸ばしていくのでしょうか?
もちろん、今まで長く経営を続けてきた人なら、
「そんなものがなくても今まで
うまくやってきた」と感じるかもしれません。
しかし、それは、
たまたまだったとしたら…?
もしも、突然、明日には今日まで
機能していた方法が
まったく通用しなくなったらどうされますか?
計画がない場合、何が問題だったのか、
何をどのように改善すればこの先も
長く続く事業になるのかがわかりません。
そのまま、これまでの経験と実績を頼りに
進まれるのでしょうか?
それは、非常にリスキーではないでしょうか?
社長おひとりならなんとかなる場合も
あるかもしれません。
けれども、会社にスタッフが在籍しているなら、
その人たちまで巻き添えになり、
最悪の場合、路頭に迷わせてしまう可能性もあります。
「そんなことは起こらない」
と思っているなら、
本当に危険です。
社長を務める限り、経営を行う限り、
何が起こるかは誰にもわかりません。
だからこそ、会社の「道しるべ」である
事業計画書の作成が重要になるのです
とはいえ、重要だと理解していても
実際には取り組まない社長が
圧倒的に多いのが現状です。
人は、やったほうが良いとわかっていても
後回しにしたり、今すぐ行動に
移さないものです。
確かに、時間もかかりますし、
面倒だと感じるでしょう。
けれども、成果を出している人や
成長企業の社長は、多くの人が避けることに
果敢に取り組んでいます。
そのため、抜きん出た成果を上げ、
長期にわたって安定した経営を実現しています。
こうした企業には優秀な人材が集まりやすく、
現在のスタッフも会社から離れにくいものです。
なぜなら、会社が今後どのように
成長していくかという未来を
具体的に示しているからです。
会社の未来は、スタッフ自身の
未来でもあります。
「ここにいれば安心だ」
「ここにいれば素晴らしい世界が見られる」
と想像できれば、
彼らは長く働き続けるでしょう。
反対に、事業計画書がなければ、
「この会社がどのようになっていくのか
わからない」と感じ、
転職を考えたり、
「ここにいても将来は見込めない」
「本当に大丈夫なのか?」
と判断し、早々に会社を
後にする可能性があります。
とりわけ優秀な人材ほど、
水面下で静かに転職活動を進めるものです。
さて、改めてお尋ねします。
あなたの会社には事業計画書がありますか?
これまで経験と実績で乗り切れていたとしても、
それがいつまで続くかは誰にもわかりません。
着実に事業を伸ばし、安心して
経営を続けていきたいとお考えなら、
多くの人が避ける
「事業計画書を作成し、実行する」
という行動にぜひ挑戦なさってください。
もちろん、私がどれほどお勧めしても、
やるかやらないかを決めるのはあなたです。
いずれにしても、その選択が
あなたと会社の未来をつくっていくのです。
池本克之です。
「社長は孤独である」と
よく言われる言葉ですが、
社長として経営をしている人なら
この言葉を強く実感するときが
あるのではないでしょうか。
実際、私にもそうした経験があり、
過去にも何度も感じてまいりました。
これは、企業規模の大小にかかわらず、
トップに立つ人が必ず抱く感覚です。
そして、孤独ゆえに
さまざまな不安も抱えがちです。
「この事業はずっと続くのか…」
「何か足元をすくわれないか…」
「明日になったら駄目になっているかもしれない…」
常に不安が付きまといます。
当然のことですが、どのような企業でも
社長は1人だけであり、
社長業務を行うのも社長1人です。
今後の経営を左右する
重要な判断を迫られたり、
業績が思うように伸びず
改善策が必要になったり、
資金繰りが厳しくなり
融資先との交渉が求められたりしたとき、
最終的に決断できるのは
社長であるあなた1人だけです。
周りにどれほど優秀なスタッフがいても、
スタッフはあくまでもスタッフであり、
雇用主であるあなたとは
立場がまったく異なります。
しかも、社長が下した判断によって
会社の将来が決まってしまいます。
場合によっては経営危機に陥る
リスクも十分にあるでしょう。
そうなれば、最悪の場合、
多くのスタッフが職を失い
路頭に迷うことになりかねません。
考えるだけでも嫌になりますが、
社長である以上避けられません。
このように、私たち社長には
常に不安と緊張が付きまといます。
しかし、私はこの不安を大きく軽減できる
唯一の方法を知っています。
しかも、その方法は
ほとんどの社長が存在を知っていても
実際には手を付けていません。
それは「事業計画書」です。
さて、あなたの会社には
事業計画書があるでしょうか。
作成していても一度作っただけで
その後は更新していない、
ということはないでしょうか。
私はこれまでに2社を
100億円企業へ成長させる過程で、
常に事業計画書を作成し、
アップデートを繰り返してきました。
なぜなら、事業が成長する過程で
計画も変化するからです。
会社が成長し、社会情勢も変わっていく中で、
最初に作った計画だけに頼っていれば
事業が停滞するのと同じではないでしょうか。
だからこそ、事業計画書は
常に更新する必要があります。
事業計画書があれば、
あなたを最短距離で
目指す目的地へ導いてくれます。
そこには、会社がどのように成長し、
それには何が、どのタイミングで必要かが
詳細に示されています。
途中で道に迷うことはありません。
もし「これで良いのか…」と悩んだときは、
事業計画書を見てください。
進むべき方向をすぐに示してくれるはずです。
もう、経営で不安になったり、
悩んだりする必要はありません。
目の前のことに集中して
仕事ができるようになります。
さて、改めてお尋ねします。
あなたの会社には事業計画書がありますか。
もし無い、または一度作っただけで
更新していないという場合は、
今からでも着手することをおすすめします。
時間がないと感じる社長は多いものですが、
その中でも作成した人だけが安心を手に入れ、
順調に会社を伸ばし続けていくでしょう。
池本克之です。
いまでは考えられませんが、
私が高校生の頃、野球部の寮は
高校生だけで運営されていました。
そして、炊事、洗濯、掃除、練習の準備まで
すべて下級生の仕事でした。
当時はそれが通用していました。
朝は早朝から朝練、ナイター設備があるので
夜も遅くまで身体を動かしている高校生が
100人で暮らしていたのです。
想像してみてください。
そんな食べ盛りの高校生が100人集まった
食事風景は想像を絶します。
3食とも下級生が作るのですが、
1日でコメを50キロ食べてしまいます。
そんな環境で高校生活を過ごしました。
これは鍛えらます。
体力はもちろん、精神面も。
そして、生活力も身につきます。
だから、料理ができるようになりました。
いまでも、簡単なものはサッと作れますし、
料理が趣味ではありませんが、
クックパッドをみれば大概できちゃいます。
基本をちゃんと勉強して、料理を趣味にする。
それもいいかなと思うこの頃です。
なんでも基礎から学ぶのが大切ですから。
池本克之です。
社長として経営をしていると、
言い知れぬ不安に襲われるときがあります。
きっと、あなたにもこのような経験が
あるのではないでしょうか。
特に問題が起きているわけではなくても
「何となく不安…」
「本当にこのままで良いのか…」
「今まで来られたのは
たまたまうまくいっていただけなのではないか…」
という、漠然とした将来への不安です。
社長は、365日片時も
会社のことが頭から離れません。
今は順調でも、この先も
ずっと同じ状態が続くとは限りません。
しかも、世の中の移り変わりは早く、
5年後、10年後には状況が
大きく変わっている可能性があります。
常に危機感を持ちながら
生存していかなければならないのです。
社長の中には、不安で
夜も眠れない人がいます。
夜に眠れないので、疲れが取れないまま
会社へ向かうことになります。
この状態が続くと、
体にも仕事にも悪影響が出ます。
眠れなくなれば、仕事の
パフォーマンスが落ちます。
パフォーマンスが落ちれば、
成果が出ません。
成果が出なければ
ますます不安になります。
週末に家族と出かけていても、
会社のことが頭から離れず
集中して過ごせないかもしれません。
奥さんの話を聞いているようで
聞いていないため、喧嘩の原因に
なることもあるでしょう。
では、どうすれば365日会社のことを
考えている社長の不安を
少しでも解消できるのでしょうか。
どうすれば、週末も会社を気にせず
家族と今しかない時間を
ゆっくり過ごせるのでしょうか。
それには、会社の事業計画書を
作ることが解決策になります。
事業計画書があれば、
これから会社がどの方向へ進めばうまくいくのか、
どのように成長していくのか、
どのタイミングで戦略を実行し
どの時点で人を採用し、
キャッシュフローはどう推移するのかが
すべて目に見えて分かります。
多くの場合、不安になるのは
将来が見えず、何が起こるか分からないからです。
しかし、事業計画書を作成していれば、
問題にぶつかったときに
事業計画書を見るだけで
正しい方向へ導かれます。
今、何をすれば目指しているゴールへ
最短距離で到達できるのかが
示されるからです。
あなたは、それを実行するだけです。
事業計画書が無ければ、
漠然とした将来への不安を
抱え続けることになります。
けれども、事業計画書があれば、
将来への不安を大きく解消できます。
安心して経営を続けるためにも、
家族との貴重な時間を
有意義に過ごすためにも、
それには、会社の事業計画書を今から作成し、
原点へ戻れる場所を持つことを
強くおすすめします。
そうすることで、
「あのとき作っておいて良かった」
と感じる日がきっと来るでしょう。
池本克之です。
あなたは、経営をしていて
「本当にこのままでいいのかな…」
「今までこれたのは、たまたまうまく
いっていただけなんじゃないか…」
と、思った経験はないでしょうか?
経営をする上でKPIもしっかり設定しています。
スタッフとさまざまな情報も共有しています。
今まで大きな問題もなく順調に来ています。
しかし、
「このままでいいのかな…」
と、将来への不安を抱える人は
少なくありません。
社長は会社を守るために、
そして、お客様や社員とそのご家族のために、
朝から晩まで365日全力で仕事に取り組み、
片時も会社のことが頭から離れない
という人が多いはずです。
(ゆっくりできる時間は本当に限られているでしょう)
それでも、
事業に失敗して倒産に追い込まれる
可能性がゼロになるわけではありません。
常に危険と背中合わせで経営しているからこそ、
社長の肩には大きな重責が
のしかかっているのです。
しかし、もしも、
そんな日々のプレッシャーの中で
「今の事業は本当にうまくいっているのか?」
「間違った方向へ進んでいないか?」
を明確に把握できる仕組みがあれば
どう感じるでしょうか。
それが――
事業計画書です。
事業計画書があると、会社が目指す場所へ
正しく進んでいるかどうかが
ひと目で分かります。
これが無ければ、地図を持たずに
目的地へ向かうようなものです。
私は2社を上場企業に育てる過程で、
常に事業計画書を作成し、
計画どおりに行動してきました。
そして、方向がずれそうになれば
事業計画書を見返して
すぐに軌道修正を行ったのです。
この繰り返しが、100億円企業へ
成長できた要因だと実感しています。
事業計画書が無い事業は、
自社が正しい方向へ向かっているかを
判断できません。
計画どおりに進んでいるのかも
分からなくなります。
事業計画書があれば、
事業に失敗する確率を
大きく下げられます。
もしも、現状の課題が見つかった時には
早く解決策を考えられるようにも
なりますし、より良くするためには
何を改善したらいいのかも
考えられるようになります。
あなたには、経営で行き詰まったときや
「何かおかしい…」
「このままで良いのだろうか…」
と感じたときにすぐ見返せる指針がありますか。
もし無いのであれば、
今すぐ事業計画書を作成して
原点に立ち返れる場所を
用意することをおすすめします。
そうすることで、将来への不安が軽減され、
安心して経営に取り組めるようになるはずです。
池本克之です。
2025年、日本の労働市場は
過去にない規模で
人手不足が進行している。
帝国データバンクの調査で
「正社員が不足している」と
回答した企業は53.4%、
「非正社員が不足している」と
答えた企業も29.4%と、
過去最高水準に達している。
中小企業にとって
これは“経営を揺るがす課題”と言えるだろう。
人が足りなければ、
当然その分の業務は今いる社員にのしかかる。
その結果、疲弊したスタッフが退職し、
さらに人が減る。
この悪循環が、
多くの職場で静かに進行している。
社長自らが現場に入り
社員をカバーしているケースもあるが、
それでは本来の「経営者としての仕事」は
後回しになりやすい。
夜中に帳簿や企画を処理している、
という声も珍しくない。
このような状態が続けば
スタッフも社長も限界を
迎えるのは時間の問題である。
1人休めば仕事が滞り
社長が倒れればすべてが止まる。
だからといって、焦って採用しても
定着しなければ意味がない。
2025年の若年層は
「待遇」よりも
「環境」や「成長実感」を重視する傾向にある。
せっかく採用しても
環境に違和感を覚えればすぐに辞めてしまう。
コストと労力が無駄になるだけでなく
職場の士気も下がってしまう。
では、どうすれば人が定着するのか。
鍵は「教育の仕組み化」にある。
人手不足の状況下では
丁寧に時間をかけて教えることが難しい。
その結果、
「教える人によって教え方が違う」
「充分に教えてもらえない」
という不満が生まれる。
この問題を解決するために
チェックリストの活用が効果的である。
やるべき手順をリスト化しておけば
誰が教えても内容は同じである。
教える側の負担も軽減され
教わる側も自律的に仕事を覚えていける。
結果として、仕事に対する自信が生まれ、
離職防止にもつながる。
長く働ける職場づくりに直結するのだ。
人手不足の時代に必要なのは
「属人的な教育」ではなく
「仕組みとしての教育」である。
あなた自身、そして社員が疲弊しないためにも、
チェックリストという仕組みを
今すぐ導入すべきだと、私は考える。
池本克之です。
いまどきの若者は、争い事を好まず
穏やかな人間関係を求めています。
傍から見ると、
「この人、良い人だな」と
感じる人もいるでしょう。
実際、最近の若者には良い人が多く、
良い人に見える場合も多いです。
「穏やかな人間関係を求めているなら
それで問題ないのでは?」と
思う人もいるかもしれませんが、
いまどきの若者は穏やかな
関係を望んでいても、
ディープな人間関係を
求めているわけではありません。
そのため、
上司から「今夜、一杯飲みに行こう」と
誘われても、迷惑そうな表情を見せる若者も
少なくないでしょう。
そうした様子を目にすると、
「行きたくないのか…」
「ノリが悪いな…」と
感じる人もいれば、
「なんて生意気なんだ」と
苛立つ人もいるかもしれません。
その結果、人間関係がぎくしゃくし、
仕事にまで影響が及ぶ可能性も
十分にあります。
いまどきの若者はディープな関係を求めず、
当たり障りのない付き合いで
満足しています。
必要以上に周囲と関わろうとせず、
定時になれば仕事は終わりだと
割り切る人が多いです。
最近の調査では、若者の約六割が
仕事よりプライベートを優先すると
回答しています。
「仕事のために生きているわけではない」
「充実したプライベートのために働いている」
「プライベート優先は当然」
という声もあるほどです。
私たちの世代とは異なる
いまどき世代の価値観のギャップは
非常に大きいでしょう。
このギャップに苦戦する上司が
多いのも事実です。
若者の言動に苛立ち、「生意気だ」と感じれば、
チームワークは悪化してしまいます。
「中堅」VS「新入社員」の
対立に発展することさえあります。
こうした若者に接するときは、
人と深く関わるのを避ける相手とは
無理に深く関わらなくて構いません。
チーム内でも
コミュニケーションが少なくて済む業務を任せ、
本人の負担を減らしたほうが
チームの雰囲気は良くなるでしょう。
それにより、私たち上司のストレスも
増えずに済みます。
いまどき世代(ゆとり世代を含む
23歳から33歳)は、
私たちの世代とは考え方も価値観も
大きく異なります。
この違いを理解しないままでは、
仕事が円滑に進まず、
お互いにストレスを抱えやすくなる
ばかりです。
お互いの負担を減らすためにも、
いまどき世代の特徴を理解し、
適切に活かすことが、
これからの会社の成長に
大きく寄与すると考えます。
コミュニケーションが希薄になった
といわれる。
例えば、挨拶。
当たり前のことだと思うが、
最近は挨拶をしない場面をよくみかける。
挨拶をすることを親から教えられ
習慣になってる人からすると
理解できず、不快にすら感じるだろう。
しかし、挨拶をしない心理は
相手にどう思われるか不安
してもしなくても同じだろう
と感じているようだ。
例えば、オフィスビルで
他の人とエレベーターに乗り合わせる。
「何階ですか?」と聞くか聞かないか。
ある人は「何階ですか?」と聞き
その階のボタンを押す。
相手は「ありがとう」と返す。
ある人は、「何階ですか?」と聞かず
他人の存在が見えないかの如く、
黙って自分の行先階のボタンを押す。
良い、悪いではない。
ただ、社会はいろんな人の集合体で
成り立っていることは間違いない。
人とのかかわりは避けては通れない。
私は、挨拶ができる部下を育てたいし、
コミュニケーションを大切にする組織を
作り上げたい。
なぜなら、
それは承認欲求を満たす行動だから。
これができないと自己成長はない。
池本克之です。
社長は、日々考えることが多く、
抱えているストレスも尋常ではありません。
自分ひとりでも悩みや不安はあるのに、
スタッフがいるとなると、
その人たちのことまで考えなければなりません。
社長の中には、精神的に追い込まれると
まったく仕事に手が付かない、
という人もいらっしゃいます。
「うまく行かないのではないか」
という不安や、
「資金がショートするのではないか」
という不安に襲われるのです。
その不安の中でも
前へ進まなければならないのに、
何もできない時がある、
という声も耳にします。
夜に眠れないこともありますし、
ソファへ倒れ込むように座ったまま
疲れが取れずに朝を迎える場合もあります。
私もドクターシーラボの社長だった頃、
年商3億円の会社を120億円へ
成長させるまでの道のりは、
決して華やかなことばかりではありませんでした。
当時の会社にはシステムがなく、
象徴的な出来事をお伝えします。
若いアルバイトの人が、
お客さまからの電話注文を受けていましたが、
突然、電話を切ってしまいました。
私が「どうしましたか」と尋ねると、
「わからないので切りました」と
平然と答えたのです。
ほかにも――
社員のモチベーションは低く、
誰も会社の仕事を楽しいと
感じていませんでした。
マーケティングでは、お客さまが望むタイミングで
セールスを行えませんでした。
顧客データはマーケティングに活用できる形に
整理されておらず、在庫管理では商品の
不足が頻発する、という状態だったのです。
お話を聞いただけでも
気が滅入るかもしれませんが、
当時のドクターシーラボは
まさにそのような状況でした。
「このままで本当に大丈夫だろうか」
という将来への不安は、
常に私の頭から離れませんでした。
それでも私が年商3億円の会社を
120億円へ伸ばせたのは、
あるものを持っていたからです。
それが「事業計画書」です
事業計画書を見れば、今、目指す場所に
どの程度近づいているのか、
進む方向は間違っていないのか、
すぐに把握できます。
自分たちが行っていることが
本当に正しいかどうか、
目に見えてわかるのです。
さらに、会社が将来どのように成長していくかを
スタッフにも示せるので、
周囲の協力を得やすくなります。
もし事業計画書がなかったら、
私は将来への不安を抱え続け、
120億円へ会社を伸ばすことは
難しかったでしょう。
「忙しくて時間がない」
「来年どうなっているかわからない」
といった理由で事業計画書を作らない
社長が多いのも事実です。
しかし私は、事業計画書なしで事業を
成功させた例をほとんど目にしておりません。
多くの企業をコンサルティングしてきましたが、
成長している企業には
必ず事業計画書があります。
事業計画書は、安心して経営を
続けるためのツールであり、
社長の心の拠り所でもあります。
あなたの会社には、
そのような心の拠り所があるでしょうか。
社長は、日々考えることが多く、
ストレスや不安も並大抵ではありません。
その不安を少しでも軽減するために、
ぜひ事業計画書を作成してください。
きっと、あなたの心の支えとなり、
困ったときには力強い道しるべに
なってくれるはずです。
池本克之です
どのような人でも、面倒なことや
自分がしたくないと思っていることは
なかなか行動に移せません。
後回しにしてしまいます。
仕事でも同じです。
たとえば、
「これを○日までに進めてください」
と上司が伝えても、
自分がしたくない作業や
「面倒だな…」と感じる業務には
なかなか手が動きません。
気付くと多くの時間が
過ぎていることもあります。
そして期限当日、完了していると思って確認すると
「申し訳ありません。まだ終わっていません…」
と返答され、上司が怒りを爆発させる場面もあります。
「え? どうして終わっていないのですか」
「やっておいてくださいと伝えましたよね」
と部下を責め立てます。
さらに、
「こんな簡単なことも終えられないのですか
このままでやっていけるのですか」
と嫌味を添える上司もいるでしょう。
もちろん、仕事を後回しにした
部下にも責任があります。
しかし、嫌味を言ったり長々と
注意を繰り返したりしても
大きな効果は望めません。
それよりも、仕事を確実に完了してもらう
仕組みづくりが重要です。
その方法としては、
部下に期限を再設定させること、
要所要所で進捗を報告させることが
有効です。
一方で、くどくど注意を続ける上司もいます。
このような上司は
「部下を細かく管理しなければならない」
と考えがちです。
部下が思いどおりに動かないと感じると、
頻繁に呼び出して詳細な報告を求め、
やり方にまで口を挟みます。
これでは、部下は大きなストレスを抱え、
「この人の下では働きたくない」
と考えるようになります。
大切なのは、人を管理するのではなく
仕事を管理することです。
たとえば、
「○日までにA社との契約をまとめる」
という計画がある場合は、
その期限と大まかな手順を示したら
あとは部下に任せ、
要所で進捗を確認します。
計画どおりに進んでいなければ
打ち合わせを行い、
軌道修正の指示を出します。
頻繁な呼び出しや細かな口出しは
人を管理しようとする行為です。
部下が担う仕事を管理し、
期日と成果を確認することこそ
上司の役割だと考えます。
部下に仕事を任せるのは
部下を支配するためではなく、
結果を出してもらうためです。
この原点を忘れないようにしましょう