池本克之です。
上司の中には、自分の考えを
部下に押し付けようとする
人もいるのではないでしょうか。
例えば、
「俺は、このやり方でやってきた。
だから、お前もこれでやれ」
「謝罪は直接会って行うのが常識だろう」
「電話やメールよりも会いに行け!
俺はそうしてきたんだ」
といった言葉です。
言っている本人には、
自分の考えを押し付けているという
意識はないのかもしれません。
しかし、部下の立場からすると、
上司のやり方を押し付けられているように感じたり、
強制されていると思ってしまい、
嫌な気持ちになることがあります。
「それは、〇〇さんのやり方であって、
自分には合わない」
そう思う人もいるでしょう。
また、自分の考えとは違うことを
押し付けられていると感じると、
行動に移すまでに時間がかかったり、
モチベーションが下がる原因にもなります。
これでは、部下に長期的に
成果を出し続けてもらうのは難しくなってしまいます。
では、どうすればスムーズに動いてもらえるのでしょうか?
それには、まず
「本人にとってやりやすい方法で行動してもらう」
ことが大切です。
ベテラン上司の中には、
「謝罪は直接会って行うのが常識だ」
と言う人も多いかもしれません。
しかし、今の若い世代にとっては、
メールやSNSでのやり取りが当たり前です。
人によっては、メールの方が上手に謝罪できたり、
気持ちを伝えやすいと感じる場合もあります。
また、謝罪を受ける相手も若い世代であれば、
むしろメールの方が好ましいと感じるかもしれません。
一方的に「これが正しい」と
やり方を押し付けるのではなく、
まずは本人がやりやすい方法で行動してもらう。
そして、部下から相談されたときには、
「僕はいつもこんなやり方でやっているよ」
と、自分の方法を伝えるのがよいでしょう。
そうすることで、部下自身が
「そんなやり方もあるのか」と考えるきっかけになります。
自分のやり方を押し付けるようなコミュニケーションは、
部下のモチベーションを下げる大きな原因になります。
そうならないためにも、部下に選択肢を与え、
自分で考えさせるようなコミュニケーションを
取ることがとても重要だと感じています。
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