池本克之です。
人材の問題の解決方法は、
最初から良い人を採用することです。
しかし、
「すでに採用してしまった人を
解雇するわけにはいかないし、
今いる人をクビにするわけにはいきません。
どうしたものでしょうか?」
という相談をよく頂きます。
そのような場合、私は社内を
見せていただくようにしており、
多くの企業ではまだ余力のある人材の力を
活かしていないことが少なくありません。
もちろん、自発的に仕事をするスタッフの
やる気を削ぐような経営をしている企業はありませんが、
その一方で、「自発的に仕事をする仕組み」を
持つ企業も少ないです。
どうすれば自発的に
仕事をする仕組みを作れるのでしょうか?
その一歩は何でしょうか?
ここで、少し私の昔話をさせてください。
私が成長中のベンチャー企業の
経営者だった頃の話です。
当時、私がすることに対して
事あるごとに細かく文句を言ってくるスタッフがいました。
私はその彼に対して苦手意識があり、
そのうち彼を避けるようになってしまいました。
しかし、ある日を境に、
彼への見方がまったく別のものに変わりました。
何がきっかけだったかと言うと、
彼と食事をする機会があり、
そこで彼とじっくり話したことがきっかけでした。
実は、彼は会社のことを誰よりも愛しており、
彼が私に色々なことを言ってきたのは、
私への期待だったのです。
それがわかったことで、
私は彼に対する見方が大きく変わり、
接し方まで変わっていきました。
その後は、仕事の成果に繋がる
アプローチに変えることもできました。
このように、お互いを深く理解することは
組織が成果を出すのに大きな効果を発揮します。
一緒に働いていても
ほとんどお互いのことを知らなければ、
想像や妄想で行動してしまう場合があります
(そして、その多くは間違っていることがあります)。
それがお互いの関係性を悪くしてしまったり、
仕事がうまく進まないことに繋がっていきます。
しかし、相手を知り、理解することができれば、
相手に対して適切なアプローチをすることができるし、
お互いに間違った想像や妄想で
行動することもなくなっていきます。
そうすると、出したい成果に
早く辿り着けるようになります。
私は、「人の思いや人柄を理解すること」が
組織にいる一人ひとりが自発的に
仕事をする仕組みの一歩だと考えています。
あなたの会社では、組織にいる一人ひとりのことを
深く理解できていますか?
もしもできていない、
そんなスタッフとじっくり話したことがない、
スタッフ同士もお互いに距離ができているように
感じる場合は、
お互いがお互いのことを話す時間、
そして、お互いが何を考えているのかを話す時間を、
ぜひ設けてみてください。
その時間は決して無駄にはならず、
これから先、あなたの会社が
発展することへと繋がっていくでしょう。
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