池本克之です。
「リーダーシップは封印しましょう」
と聞くと、あなたは驚くでしょうか?
私は、これからはリーダーシップではなく、
チームシップが重要だと考えています。
「チームシップ?」と思う人も
多いでしょう。
なぜなら、この言葉は
私が作った言葉だからです。
後ほどチームシップについて触れますが、
まずは一般的に知られている
リーダーシップからお話しします。
リーダーと聞くと、どのようなイメージを
お持ちでしょうか?
威厳を持って部下に指示を出し、
周りを動かしていくような姿を
思い浮かべる人もいるかもしれません。
しかし、時代によって求められる
リーダーシップは変化しています。
以前は、限られたスタッフで決断し、
それを部下に伝えて従わせる
「牽引型」のリーダーシップが主流でした。
ところが、価値観が多様化した現在では、
従来のトップダウン型では
人が動きにくくなっています。
代わりに必要とされているのが、
スタッフの意見を吸い上げて
まとめるリーダーシップ、
つまり目標に向けて
チームを支える「奉仕型」の
リーダーシップです。
チームの結束力を高め、
能力を最大限に引き出すためにも、
従来型のリーダーシップを手放し、
これからのリーダーシップ、
いわばチームシップを身に付ける必要があります。
ここでチームシップを説明します。
チームシップとは、
「チーム内の地位や役割に関係なく、
メンバー一人ひとりがお互いを理解しながら
成果のために成長すること」
を意味します。
もしチームの全員が、地位や役割に
関わらず成果のために貢献し、
しかもお互いを理解し合えたら、
これほど心強いことはありません。
「現実には難しい」と感じるかもしれませんが、
実現は可能です。
では、チームシップを持つ
チームのリーダーに欠かせないものは何か。
それは「謙虚さ」です。
優れた経営者や人物ほど、
謙虚さを大切にしています。
松下幸之助氏も、常に感謝の気持ちを
忘れない方でした。
リーダーこそ学び続ける立場にあります。
過去の栄光や知識が壁になると、
学ぶ姿勢が失われてしまいます。
だからこそ、どんな人や出来事からも
学ぶという意識が必要で、
そこに謙虚さが求められます。
リーダーが謙虚であれば、
部下から反対意見が出ても受け止められます。
するとメンバーは、自分の考えを
安心して伝えられるようになります。
この関係性が築ければ、
成果はさらに高まります。
これからはリーダーシップではなく、
チームシップの時代です。
それが、組織にいる一人ひとりの能力を
最大限に引き出し、結束力を高め、
大きな成果を生み出す鍵になるでしょう。
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