池本克之です。
部下が失敗やミスをしたとき、
感情的に怒る上司は多いのでは
ないでしょうか。
確かに、失敗やミスが続くと
イライラすることもあるでしょう。
「どうしてこんな簡単なこともできないんだ!」
「やる気がないんじゃないか?」
そう感じることもあるかもしれません。
また、こちらが話しているときに
部下が自分の非ではないと説明すると、
「口答えするな!」と
さらにイライラしてしまう人もいるでしょう。
しかし、ここで一度考えてみてほしいのですが、
部下を「怒る」のと「叱る」のでは
一体何が違うのでしょうか?
この2つの言葉は似ているようで、
実はまったく異なる意味を持っています。
「怒る」と「叱る」の違いとは?
まず、「怒る」とは、
感情をぶつける行為です。
一方で、「叱る」は、
相手に気付きを与えることが目的です。
感情に任せて怒っても、
本当に伝えたいことが相手に
届かないことがあります。
また、どれだけ打たれ強い人でも、
ただ怒られ続けると落ち込んでしまったり、
逆に苛立ちを感じることもあります。
そうなると、怒られたことがストレスになり、
仕事へのモチベーションが下がるだけでなく、
上司を避けるようになってしまうこともあるのです。
怒った本人は翌日には忘れているかもしれませんが、
怒られた部下は長い間引きずることがよくあります。
さらに、
ただ怒られるだけでは成長の機会を奪われ、
結果として仕事の効率が悪化し、
組織全体の生産性も落ちる可能性があるのです。
感情ではなく「気付きを与える」ことが大切。
このような状況を避けるためには、
感情に任せて怒るのではなく、
相手に気付きを与えることを
意識して叱ることが重要です。
もし、これができれば、
部下は成長し、仕事の進め方も
より効率的になるでしょう。
とはいえ、感情をコントロールするのは
簡単なことではありません。
しかし、感情に流されて怒り続けても、
何も良いことは生まれません。
部下を伸ばし、
よりスムーズに仕事を進めていきたいのであれば、
ただ怒るのではなく、
相手に気付きを与える行動を意識したいものです。
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