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2025年2025/10/01

仕事に“軽い・重い”は存在しない

池本克之です。

会社を見渡すと、さまざまな仕事がある。

営業、経理、総務、広報、IT、マーケティング、
企画、製造、管理、受付、清掃など。

ところが時折「どの仕事がより重要か」と
優劣をつけたがる社員がいる。

「売上を生む仕事こそ価値がある」
「雑務は誰でもできる」
「お茶出しは自分の仕事ではない」

こうした考えは一見合理的に見えて、
実は組織の根幹を
揺るがす危うさをはらんでいる。

仕事に重要度の差などない。

売上を取ってくる営業も、
その数字を正しく処理する経理がいてこそ
結果として会社に残る。

清潔な環境を保つ社員がいてこそ、
お客様は安心して訪問し、
社員自身も快適に働ける。

経営者の言葉を
形にして外へ発信する広報がいてこそ、
会社の存在感は広がる。

一見「お金を直接生まない仕事」にも、
目に見えない大きな価値がある。

その積み重ねが信頼をつくり、
結果として営業の契約が結びやすくなるのだ。

だから、どの仕事を軽んじてもならない。

社長ができることは、
社員一人ひとりの役割を
正しく伝えることだ。

「あなたのしている仕事は、
こういう形で会社を支えている」と
明示することで、
人は自分の役割に誇りを持つ。

誇りを持つとき、人は力を発揮する。

私は会社の中は様々な担当がいて
一連のフローで成り立っていると
考えている。

「営業が契約を決めてきたとき、
そこには会計処理を丁寧に進める経理がいて、
資料を整える総務がおり、
職場を清潔に保つ清掃担当がいる。

すべての歯車が噛み合って、
はじめて契約が実を結ぶ。」

もし社員の中で
「自分の仕事は取るに足らない」と
思う人がいたら、それは危険信号だ。

やがてやる気を失い、
組織の空気は沈んでしまう。

逆に「自分の仕事も会社を動かす一部だ」と
感じられたとき、組織は活気づき、
営業成績すら変わってくる。

だからこそ、仕事の重要度に差はない。

それを伝えるのは、
社長の大事な役割である。

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