メルマガバックナンバー

2025年2025/09/14

会うということ

最近、出張が続いている。
地方からの
帰りにいつも思うことがある。

出張先では、
クライアントと対面で話す機会があるが、
改めて感じるのは、
「会って話すことの価値」と
「重要性」である。

リモートは確かに便利だ。

コロナ禍以降、
リモートでの打ち合わせは増え、

とくに地方のクライアントとは、
直接会う機会が減った。

移動の時間もなく、コストカットにもなり、
スケジュール調整も効率的にできるので、
出張なしでも打ち合わせが
とても手軽なものになった。

だが、画面越しの情報では
どうしても伝わらない
気配や温度感がある。

たとえば、
相手の表情の細かな動き、
会社内の温度感、場の緊張感や安心感。

これらはリアルに出向かないと
感じられないものである。

先日、相談に来られたクライアントが

「リモートでは全く問題なさそうに見えていた
経営幹部が、実は深いジレンマを抱えており、
仕事がきつい」

という申し出があった、
右腕社員なので、どうしたらいいものか、
と悩んでいた。

私は時間を見つけ、
そのクライアントのオフィスに足を運び、
実際に面と向かって話をすることで、
ようやくその本音にたどり着いた。

このような気づきは、
やはり現場に行ってこそ
得られるものだと実感した。

社員との何気ない雑談、
食事のときの一言にも、多くのヒントがある。

それは決して議事録やチャットには残らないが、
経営の舵取りには極めて重要な情報となる。

現場に足を運ぶということは、
単なる行動ではなく、
洞察力と直感を磨くための基本動作でもある。

だからこそ、社長こそ現場に出るべきである。

足を運び、人に会い、空気を読む。

そこからしか得られない判断材料が、
ビジネスの質を大きく左右する。

リモートでの時間が多くを占めるようになった今、
改めて「会うこと」の意味を考えたい。

効率化だけでなく、
感覚や人間性も経営の大事なリソースである。

自律成長型組織に変える方法 メルマガ登録

池本克之とは

Contact

お電話かフォームにて
お気軽にお問い合わせ下さい。
皆さまからのお問い合わせ、お待ちしております。

お電話でのお問い合わせ

00-000-0000

お電話受付時間:10:00~17:00

メールでのお問い合わせ

お問い合わせ

TOP > News一覧 > News

pagetop