池本克之です。
会議では約半分の人が
発言しないという状況は、
決して珍しくありません。
中には、半分も発言しない人がいる
という組織もあるでしょう。
何か目標を決める場面でも、
発言する人がいる一方で、
まったく発言しない人もいます。
なぜ、このようになってしまうのでしょうか?
それは、もしかしたら
「それは自分がやることではない」
と考えているのかもしれません。
もしかしたら、
深く考えたくないのかもしれません。
または、何をすればよいのか、
何を言えばよいのかが
わかっていない可能性もあります。
そのほかにも、
何も言わなくても
最後は社長が何とかしてくれる、
助けてくれると思っている場合も
あるでしょう。
このような状態は、
いずれも仕事を他人事にしており、
社長に依存していると言えます。
この状態では、目標を立てても
達成は難しいでしょう。
さらに、一部の人だけががんばり、
他人事にしている人は動かない、
あるいは仕事のスピードが遅いという
最悪の状況になりかねません。
一生懸命取り組む人にとっては、
モチベーションが下がる要因になります。
どうすれば、このような状況を
回避できるのでしょうか?
どうすれば、仕事を自分事にし、
仕事のスピードを今以上に
高められるのでしょうか?
それには、TDCという方法が
効果的だと考えています。
TDCは、チームシップ・ディスカバリー・キャンプの略です。
組織が一体となって課題を発見し、
自発的に解決策を考え、
実行していくための
私が考案したメソッドです。
TDCでは、組織にいる全員で
一つの目標を決めます。
ここでは社長が
「目標はこれだ!」と決めるのではなく、
組織にいる人たちを巻き込み、
一緒に考えてもらいます。
そして、組織にいる全員で
目標を決定します。
その後は、目標を達成するために
必要な課題を洗い出してもらいます。
こうすることで、すでに
目標自体が自分事になっているため、
課題も見つけやすくなります。
さらに、その課題を解決するためには
どのような方法があるのか?
どうすれば解決できるのか?
というところまで考えてもらいます。
ここまで到達すれば、
目標を達成できる確率はかなり高まるでしょう。
なぜなら、スタッフが課題を
完全に自分事として捉えているからです。
また、課題を見つけ、
解決策まで考えるプロセスは
日常業務にも活かされます。
いつまでもスタッフが自分の頭で考えずに
あなたに頼り切っていては、
組織は今以上に成長しません。
あなた自身もスタッフへの期待値が下がり、
人を育てることを諦めたわけではなくても、
その状況はつらいものになるでしょう。
「いつまで私はこんな状態を
続けるのだろう…」と感じることも
あるかもしれません。
あなたの組織があなたに依存せず、
組織の一人ひとりが率先して課題を見つけ、
解決策まで自分の頭で考えられるように、
今日お伝えしたプロセスを
試してみてはいかがでしょうか。
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