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2025年2025/08/13

信頼しているからこそ、あえて伝える

池本克之です。

人は何歳になっても、
誰かに認められると嬉しいものである。

評価された、感謝された、
その実感が、働く力になる。

経営者や上司の立場にあると、
「報酬」や「制度」にばかり
意識が向きがちだが、
実際には「言葉」が人を育て、動かす。

だが現場ではよくこう聞く。
「最近、スタッフを褒めていない」
「感謝の気持ちを伝えていないかもしれない」

特に信頼している相手ほど、
“言わずとも伝わる”と思いがちである。

しかし、それは大きな勘違いだ。

人は悪い点にはすぐ目が行く。
だからこそ注意や指摘はしやすい。
一方、良い点は“当然”とされがちだ。

結果として、頑張っている側は
「見てもらえていない」と感じてしまう。

そして、関係性はじわじわと冷えていく。

人間関係において必要なのは、
ほんの少しの観察力である。

「この資料、よくできているな」
「細かい配慮がありがたいな」
そうした気づきを、言葉にして伝える。

たったそれだけで、
組織の雰囲気は変わっていく。

この世代間ギャップが大きく、
「言葉にしないと伝わらない時代」において、
言葉にする力こそが、リーダーの資質となる。

信頼しているからこそ、
黙っているのではなく、
信頼しているからこそ、
「見えているよ」と言葉にするべきだ。

もし最近、スタッフとの距離を感じるなら、
まずはひと言、
「ありがとう」から始めてほしい。

それが信頼を育て、
組織を変える最初の一歩となる。

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