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2025年2025/03/28

厄介な思考のクセ

池本克之です。

私はゴルフが好きなのですが、
ゴルフをされる方の中には、
いまいち調子が上がらないと

「今日はやーめた」と言って、
適当に打ち始めてしまう方がいます。

まあ、ミスショットばかりが続くと、
そういうお気持ちもわからなくはありません。

また、ゴルフ以外にもテニスなどのスポーツで、
劣勢になって大差がついてしまうと、
試合の途中で

「どうせ勝てない…」
「もういいや…」

と思い、無気力になってしまう方もいます。

確かに、相手にだいぶリードされていたり、
うまくいかないことが続いてしまうと
「もういいや」と思う気持ちも、
理解できなくはないです。

でも、そういう方をみると
「その発想を仕事にも持ち込むのですか?」
と聞きたくなります。

「仕事にも同じ態度で臨まれるのですか?」

「業績が伸びなければ
“この会社はもういいや”と
経営を放り出すのですか?」

と聞きたくなってしまうんです。

こんなお話をすると、
「いやいや、仕事ならそんなことはしないよ」
と言う方もいるかもしれません。

「もちろん、仕事は本気でやるよ」
と答えられるかもしれません。
仕事と遊びは別だから、と。

ですが、実際はどうでしょうか。

好きな遊びですら、
調子が悪いとすぐに諦めてしまう方が、
決して楽しいばかりではない仕事に対して、
何があっても粘り強く取り組めるとは思えないんです。

事実、そういう方でビジネスにおいて
大きな成果を上げている方を、
私は知りません。

「遊びだからどうでもいい」
「遊びだから支障はない」
と思って途中で投げ出していると、

実際のビジネスの場面でも
同じ思考のクセが出やすくなります。

うまくいかないとすぐ諦めたり、
自分の思い通りに進まないと、
すぐにモチベーションが下がってしまう
考え方になりがちです。

では、思考のクセは直せないのか
といえば、そんなことはありません。

トレーニング次第で、
より良い思考のクセを
身につけることはできるんです。

その思考のクセは、
普段の遊びのときから意識しておくと
身につきやすいのです。

たとえば、私はゴルフ以外に
マラソンも好きなのですが、
ウルトラマラソンを走るときは、
70km付近になると
毎回ものすごくきつくなってきます。

体からも悲鳴が聞こえてくるような状態です。

ここで「やーめた」とリタイアするのは、
とても簡単ですし楽でもあります。

でも、ここまで準備して、
ここまで走ってきた積み重ねが、
そこで終わってしまうんですよね。

そんなときこそ、

「タイムが振るわなくても、
完走という大きなゴールが
待っているじゃないか」

と、無理やりにでも思考を
そちらの方向に持っていくんです。

その結果、完走した人でなければわからない
圧倒的な達成感を味わうことができます。
(本当に最高の気分です)

私の場合はマラソンですが、
どんな趣味や遊びでも
真剣に取り組んでいれば、
同じようなトレーニングの機会は
必ずあると思います。

どんなに苦しくても諦めない、
という思考のクセがつけば、
それは必ずビジネスにも生きてきます。

大切なときに逃げ出さないためにも、
そして重要な場面で決して諦めないためにも、
普段から思考のクセを意識して
過ごしていきたいですね。

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