池本克之です。
こうしてメルマガを書くときに
題材を探す。
あれこれ考えるが何がいいか
すぐに思いつかない。
そんなときに、ふと
自分の人生で起きてきた
「嫌なこと」が頭をよぎる。
うまくいかなかった事業や人間関係
身体を壊すほどのストレス
どんなに一生懸命やっても、
社員に理解してもらえなかった時。
そんな自分の未熟さに悔やむ日々。
思えば、人生は「いいこと」よりも
「嫌なこと」のほうが、圧倒的に多い。
嫌なことの方が強い印象を受ける
ということも影響しているだろう。
その感覚は私だけではないだろう。
多くの経営者も、
社員も、家族を持つ人も、
そう感じているのではないかと思う。
だが私はそこに
「普通であることの安心感」もあると考えている。
嫌なことがあるのは、
自分のせいでも、世の中のせいでもないのだ。
それが「人生の標準装備」だと思えば、
変に落ち込まず、
受け入れる力が育ってくる。
「嫌なことは避けよう」
「なるべくストレスを減らそう」
そういった空気が、今の世の中では主流になってきた。
もちろん、それも大切かもしれない。
だが現実には、
どんなに整えても、やはり嫌なことは起きる。
ストレスのない仕事なんてない。
重要なのは、
そのときに「どうするか」である。
自分が変わるのか、
環境を変えるのか、
受け流すのか。
選択肢はいくつもある。
だが、避けるだけでは前に進まない。
「嫌なことは、人生の筋トレである」
ということ。
負荷があるから、強くなる。
痛みがあるから、人に優しくなれる。
不満があるから、工夫する。
嫌なことの先に、自分の本当の成長がある。
だから私は、
むしろ「嫌なことの量」で、
自分の人生の濃度を測っている。
今、もしあなたが嫌なことに囲まれているなら、
「よし、きたな!」と笑ってほしい。
それは、何かが動き出す合図かもしれない。
さて、今週もスタートだ。
嫌なことの向こうに、必ず何かがある。
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