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2025年2025/05/16

将来への不安は常にあった

池本克之です。

社長は、日々考えることが多く、
抱えているストレスも尋常ではありません。

自分ひとりでも悩みや不安はあるのに、
スタッフがいるとなると、
その人たちのことまで考えなければなりません。

社長の中には、精神的に追い込まれると
まったく仕事に手が付かない、
という人もいらっしゃいます。

「うまく行かないのではないか」
という不安や、

「資金がショートするのではないか」
という不安に襲われるのです。

その不安の中でも
前へ進まなければならないのに、
何もできない時がある、
という声も耳にします。

夜に眠れないこともありますし、
ソファへ倒れ込むように座ったまま
疲れが取れずに朝を迎える場合もあります。

私もドクターシーラボの社長だった頃、
年商3億円の会社を120億円へ
成長させるまでの道のりは、
決して華やかなことばかりではありませんでした。

当時の会社にはシステムがなく、
象徴的な出来事をお伝えします。

若いアルバイトの人が、
お客さまからの電話注文を受けていましたが、
突然、電話を切ってしまいました。

私が「どうしましたか」と尋ねると、
「わからないので切りました」と
平然と答えたのです。

ほかにも――

社員のモチベーションは低く、
誰も会社の仕事を楽しいと
感じていませんでした。

マーケティングでは、お客さまが望むタイミングで
セールスを行えませんでした。

顧客データはマーケティングに活用できる形に
整理されておらず、在庫管理では商品の
不足が頻発する、という状態だったのです。

お話を聞いただけでも
気が滅入るかもしれませんが、
当時のドクターシーラボは
まさにそのような状況でした。

「このままで本当に大丈夫だろうか」
という将来への不安は、
常に私の頭から離れませんでした。

それでも私が年商3億円の会社を
120億円へ伸ばせたのは、
あるものを持っていたからです。

それが「事業計画書」です
事業計画書を見れば、今、目指す場所に
どの程度近づいているのか、

進む方向は間違っていないのか、
すぐに把握できます。

自分たちが行っていることが
本当に正しいかどうか、
目に見えてわかるのです。

さらに、会社が将来どのように成長していくかを
スタッフにも示せるので、
周囲の協力を得やすくなります。

もし事業計画書がなかったら、
私は将来への不安を抱え続け、
120億円へ会社を伸ばすことは
難しかったでしょう。

「忙しくて時間がない」
「来年どうなっているかわからない」
といった理由で事業計画書を作らない
社長が多いのも事実です。

しかし私は、事業計画書なしで事業を
成功させた例をほとんど目にしておりません。

多くの企業をコンサルティングしてきましたが、
成長している企業には
必ず事業計画書があります。

事業計画書は、安心して経営を
続けるためのツールであり、
社長の心の拠り所でもあります。

あなたの会社には、
そのような心の拠り所があるでしょうか。

社長は、日々考えることが多く、
ストレスや不安も並大抵ではありません。

その不安を少しでも軽減するために、
ぜひ事業計画書を作成してください。

きっと、あなたの心の支えとなり、
困ったときには力強い道しるべに
なってくれるはずです。

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