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2025年2025/03/17

強い組織はこれを持っている

池本克之です。

組織で働くなら、組織にいる全員が
「鳥の目」を持つことが大切です。

「鳥の目」とは、ターゲット全体を
高い視点から見渡すことができる
視点のことです。

多くの人は「虫の目」が発達しすぎて、
細かいことばかりに意識が向いてしまい、
物事全体を見通すことができていません。

物事全体が見えていないと、
周囲への関心が薄れたり、
その影響で他のスタッフとうまく連携が
取れなくなることがあります。

そうなると、組織がうまく
機能しなくなってしまいます。

例えば、営業成績が優秀な社員がいたとしても、
「売ること」だけを考えていて、
お客様からお金をいただくプロセスまでを
理解していなかったとします。

この場合、経理から
「お客様からの入金が確認できません。
対応をお願いします」と言われたときに、

「それは自分の仕事ではないので、
そちらで対応してください」

と営業以外の業務を全くやろうとしなかったら、
問題が起こるでしょう。

このような対応が続くと、
経理担当者との間に亀裂が入り、
不満がたまっていきます。

最終的には、
「もう、あの人の対応はしたくない」となり、
仕事がスムーズに進まなくなってしまいます。

こうなると、お客様に迷惑がかかることもありますし、
本来出せるはずの成果が出せなくなる可能性もあります。

どんなに優秀な人でも、
「虫の目」ばかりが育ちすぎると、
チームプレーができなくなってしまうのです。

こうならないためには、
自分が関わる業務だけでなく、
部署やチームを超えた組織全体を
俯瞰することが必要です。

そして、それを実現するためには、
仕事全体のフローチャートを作り、
組織全体で共有するのがおすすめです。

フローチャートを作ると、
業務の前後のつながりが明確になります。

仕事の流れが見えるようになると、
自分の業務の前後で誰が
どんな役割を担っているのかが、
はっきりとわかるようになります。

すると、何かを依頼するときにも
「相手が作業しやすいように資料を整理して渡そう」
といった工夫ができるようになります。

自分の仕事だけでなく、他の人のことを
考えながら業務を進めることができるのです。

このような姿勢が組織全体に広がると、
仕事の連携がスムーズになり、
組織がうまく機能するようになります。

また、お互いを思いやることで、
信頼関係も強くなり、組織に良い循環が生まれます。

多くの人は「虫の目」が発達しすぎていて、
自分の部署や業務のことしか考えていません。

しかし、組織の中に「鳥の目」を
持つ人が一人でも増えると、
組織全体がよりスムーズに動くようになります。

組織内でバラバラな行動が
起こらないようにするためにも、

もしまだ業務全体のフローチャートを
共有したことがない場合は、
ぜひ作成して共有してみてください。

それがきっかけとなり、
組織のまとまりが生まれ、
チームの絆がより強くなるはずです。

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