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2025年2025/08/10

“忙しいからできない”は思考停止である

経営者と話をしていると、
「忙しくて、将来のことに手が回らない」
という声をよく耳にする。

確かに、日々の業務は立て込み、
次から次へと対応に追われるのが現実だろう。

だが私は、そのたびにこう思う。
“だからこそ、やるべきなのではないか” と。

将来のことに向き合うというのは、
まとまった時間が必要なように
感じるかもしれない。

しかし実際には、
1時間、30分、いや、5分の隙間でも、
人は未来に向けた一歩を踏み出せる。

例えば、
「あの新規事業、少し方向を考え直そう」
「AIの活用、社内でどこから始めるべきか」
そんな問いを、5分だけ考える。

あるいは、溜まった気づきを
スマホにメモしておくだけでも構わない。

大切なのは、「未来のことを考える習慣」を
日常に差し込むことなのである。

「忙しいから考えられない」というのは、
本音ではなく言い訳である。
言い換えれば、
“思考の停止”に他ならない。

たった5分で構わない。
未来のことを考える時間を確保し続けること。
それが、
変化に先手を打つリーダーの姿勢である。

実際、いま経営の世界は
生成AI、少子高齢化、リモート化など、
10年単位で語られていた変化が、
3年、あるいは1年で訪れている。

このような時代において、
「来年どうするか」「5年後どうなるか」を
今から考えておかねば手遅れになる。

私は、将来への着手に“まとまった時間”を
待っていてはいけないと考えている。

忙しい中に隙間を見つけ、
一歩でも先に進める人が、
結果として先に備えることができるのだ。

「将来のための5分」

その積み重ねが、やがて未来を創る。

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