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2025年2025/04/24

本音を話しにくい人の特徴

池本克之です。

会社には、さまざまな人がいますので、
中には
「この人には本音が話しにくいな〜…」
と感じる相手がいるかもしれません。

それはどのような人かと言いますと、
たとえば、こちらが何かを伝えると、
すぐに否定から入る方です。

相手の意見や考えを受け止めようとせず、
(受け止めているかどうかが
分かりにくい場合もあります)
自分の考えだけを主張します。

そのような人は、どの会社にもいるかもしれません。

一度でも受け止められずに、
(あるいは、受け止められているかどうかが分からずに)
自分の考えばかりを述べられると、

「次はもう相談しない」
「この人に言っても何も変わらない」
「次はもうないだろう」
と感じるようになります。

こうして、相手が気付かないうちに
お互いの間に溝が生まれます。

さらに、思うことや感じることがあっても
言えませんので、ストレスがたまり、
相手への印象も悪いままとなるでしょう。

それでも、仕事は続けますので、
溝があるとは相手が気付かない場合もあります。

この状況では、いずれ感情が
爆発することも考えられますし、
知らない間に組織にひずみが生じる
可能性もあります。

人は、言いたいことがあっても言わない方や
言えない方もいますので、
表面上うまくいっているように見えても、
実際はそうではないことがよくあります。

それでは、
「この人には話しやすい」
と感じるのは、
どのような相手でしょうか。

それは、どのような内容でも
まずは受け止めてから、
自分の考えを伝える方だと感じています。

たとえ自分と相手の考えが異なっていても、
先に相手の言葉を受け止め、
その後で自分の意見を述べるのです。

すると、聞いている側は
最初に理解を示してもらえていますので、
違う考えを提示されても
あまり嫌な気持ちにはなりません。

「ああ、確かにそのような考えもあるかもしれない」
と受け入れやすくなります。

また、話しやすい人には、
さまざまなことを伝えたいと
思えるようになります。

困っていることや、不満に感じていること、
改善した方が良いと内心で考えていることなどを
言いやすくなるのです。

このような関係性は、
受け止めてもらえない相手と比べると、
格段に良くなるでしょう。

心理学的にも、人は自発的にアイデアを出し、
それが必要とされたり肯定されたりすると、
とても楽しい気分になるとされています。

肯定されれば嬉しいですし、
受け入れてもらえれば、
さらに嬉しいものです。

しかし、上司の中には、
部下が自分の考えを伝えたり
新しいアイデアを出した際に、

渋い顔で「でもさ〜」と言ったり、
「そんなのはくだらない」
「実現性がない」と否定する方もいるかもしれません。

また、部下の意見を最初から
軽視する方もいるでしょう。

このような状態では、人間関係がうまくいかず、
仕事も円滑に進まない可能性があります。

この状況を避けるために、
お互いが気持ちよく働けるように、

さらに、問題や不具合が生じた際に
速やかに気付き、改善できる環境を
整えるためにも、

どのようなことを言われても、
まずは受け止める姿勢を持つことが、
上司にとって非常に重要だと考えています。

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