池本克之です。
アメリカと日本では、
なぜここまで物価の感覚が違うのか。
かなりギャップがある。
実際に、
数字を挙げてみると驚かされる。
米国の生活費は
日本より約 55%高く、
家賃に至っては
なんと約 178 %も高いという。
これは生活の基礎を揺るがす差である。
(調べ:NumbeoRomancing Japan)
具体例で見ると、
一人暮らしの月間支出は
日本が約 1,100ドル、
アメリカでは約 2,433ドルにのぼる。
これは物価の違いを
体感させる現実である。
飲食費にも違いは表れる。
日本の食費は月407ドルほど、
アメリカは568ドル。
ランチひとつでも、
日本では6.35ドル、
アメリカは18.40ドルと約3倍。
ディナーは35.40ドルに対して
73.10ドルと、やはり高い。
住居の差も見逃せない。
日本では一人用賃貸が
平均496ドルだが、
アメリカでは1,552ドルと
3倍以上の開きがあるのだ。
また、家賃の他に、
生活全般のコストを比較すると、
日本の物価はアメリカより
約 34〜55 %安いという
調査結果もある。
日常の小さな買い物も、
数字は雄弁である。
米国では、パン半斤が約3.44ドル、
日本では1.51ドル程度。
その差が積もれば、
日々の生活に大きな影響を及ぼす。
日本は長らくデフレ文化だった。
その痕跡は消費者も感じており、
物価の上昇には敏感である。
たとえば、
最近ではお米の価格が高騰し、
11ポンド袋が約24ドルにまで達した
というニュースもある。
前年の約13ドルからほぼ倍だ。
それでも、
最近の日本は
変化の兆しを見せている。
多くの食品メーカーが
15%前後の値上げを予定し、
社会の「価格上昇への抵抗感」は
少しずつ緩んでいる。
日本経済は、
デフレからの脱却を模索しつつある。
こうして数字を並べてみると、
アメリカの物価の高さ、日本の安さは、
単なるイメージではなく
現実として刻まれているのだと
改めて思う。
それを単なる比較に留めず、
「いかにして、
日本に暮らす豊かさを感じ取るか」
という視点へと心を移したい。
同じ1ドルが、
どれだけ多くの価値をもたらすのか。
それこそが、私たちが
考えるべきことではないだろうか。
数字は答えを示す一つの道具である。
しかし、最終的には
「感じ方」が人生の豊かさを決める。
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