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2025年2025/06/06

社員が素直に従えない理由

池本克之です。

会社にいると、
何かしらのルールがあるでしょう。

そのルールの多くは、
社長の価値観に由来するものです。

もちろん、ルールが存在することは、
悪いことではありません。

会社をより良くするためには、必要です。

しかし、時にはそのルールが、
社員へネガティブな印象を与え、
社長との人間関係を悪化させる
原因になる場合があります。

どういうことかと言うと、

何らかの理由で、会社にルールを
追加する場面を想像してください。

そのルールをスタッフへ共有したとします。

ここまでは問題ありませんが、
単に
「いついつからこのルールを実行するように」
と伝えただけでは、いきなり言われた側は
「なぜ?」と感じるでしょう。

「またルールが増えた…」
と嫌な気持ちになる人もいます。

そうなると、実行はされても
内心は納得していないため、
「面倒だな…」と思われがちです。

中には、守らない人も出てくるかもしれません。

「どうせ守らなくてもバレないだろう」
と考えて、実行しないわけです。

これでは、会社は良い方向へ進みません。

スタッフの行動一つで、お客様や
取引先へ迷惑がかかることさえあります。

わずかな不備が、会社へ大きな影響を与え、
最悪の場合、経営を揺るがす可能性も
あるのです。

私たちは、今まで無かったものが突然来ると
嫌だと感じやすいものです。

既存のルールは問題なくても、
新たなルールは、慣れるまでに時間がかかり、
最初は拒否反応が起こりやすいのです。

現状維持の方が、誰でも楽だからです。

しかし、組織が大きくなれば、
ルールが増えるのは避けられません。

仕事の中で不具合が見つかれば、
追加せざるを得ないこともあります。

では、スタッフが納得し、新しいルールを
正しく実行してくれるようにするには
どうすれば良いのでしょうか?

それには、

なぜそのルールを追加するのか?
ルール追加の背景には何があるのか?
ルールを追加するとどう変わるのか?

これらを具体的に伝える必要があります。

そうしなければ、単なる追加と受け取られ、
「またルールが増えた…」
とネガティブな印象しか残りません。

社長一人で経営をしているのなら、
自分が納得するルールで動けば済みます。

しかし、スタッフがいる以上、
その人たちにも守ってもらう必要があります。

スタッフに正しい行動を取ってもらうために、
新しいルールを追加するときは、
具体的な説明を行ってください。

それが、スタッフに正しい行動を促す
最短の道になるでしょう。

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