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2025年2025/05/12

部下が慢性的なストレスを抱える時

池本克之です。

上司からまったく裁量権を
与えられていない部下は、
いずれ慢性的なストレスを
抱えるようになります。

なぜなら、いちいち細かいことまで
上司に確認しなければ行動できないからです。

さらに、指示に従うだけの毎日になりがちです。

この状態が長く続くと、
やりがいを感じられず、
自分で考える機会もなくなるので
仕事が面白くなくなります。

「ここにいても成長できない」
と判断し、早々に退職を選ぶ人も
出てくるでしょう。

中には、指示されるほうが楽だと考え、
与えられた作業だけをこなしていればよい
と思う人もいます。

しかし、このような人たちは
目の前の仕事さえ終わればよいと
感じているだけで、会社の将来や成長には
ほとんど関心がありません。

こんな組織を、誰も望まないはずです。

会社の成長も見込めません。

そこで、
部下にある程度の裁量を与える
必要が出てきます。

たとえば、セールストークで
必ず伝えるべき内容をまとめた
チェックリストがあるとします。

項目自体はすべて伝えるとしても、
順番は状況に応じて
部下に任せる方法が考えられます。

ところが、上司の中には
「順番が違う。なぜ私の言うとおりにしない」
と叱る人もいます。

このように怒鳴られると、
部下は萎縮し、自分の裁量で動けない環境に
居心地の悪さを感じます。

部下の心には、
「このほうが効率的だ」
「こちらがお客様に適している」
という考えがあるかもしれませんが、

発揮できずにイライラやストレスを
抱える原因となります。

結果として、部下に裁量が与えられなければ
職場が息苦しくなり、
上司との関係も悪化しかねません。

そうならないためには、
部下に一定の裁量を与えて
行動してもらうことが不可欠です。

裁量を与えなければ、部下は成長できず、
学ぶ機会も限られます。

そのうえ、上司である私たちの仕事量も減りません。

部下が成長すれば、会社の成長スピードは
今より速くなります。

やりがいを感じられないまま
突然辞めてしまう事態を防ぐために、

ときには部下を信じて仕事を任せる姿勢が
部下にとっても、私たち上司にとっても
大切だと感じています。

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