池本克之です。
人は、心を許している相手や
信頼している相手でなければ
本音を話すことはありません。
特に、上司と部下という関係においては、
部下が上司に対して本音を話すのは
簡単なことではないでしょう。
本音を言いたくても言えない人も
いるかもしれませんが、
「この人に話しても何も変わらない」
「言ったところで意味がない」
と思えば、話さなくなります。
このような状態が長く続くと、
仕事にも影響が出るようになります。
本音を言えないまま、
モヤモヤした気持ちが溜まり、
イライラが突然爆発することもあります。
そして、ある日突然、
「辞めます」となる人もいれば、
何の前触れもなく
会社に来なくなる人もいるでしょう。
また、本音が言えないことで、
仕事のスピードが遅くなり、
期待する成果が出せなくなったり、
成果を出すまでに時間がかかることもあります。
ただただ「やらされている」と感じるようになり、
仕事が他人事になってしまうこともあるでしょう。
このような状態を放置してしまうと、
組織としてうまく機能しなくなり、
会社の成長や売上にも
大きな影響を与えることになります。
では、どうすれば
部下が本音を話してくれるようになるのでしょうか?
部下の本音を引き出す秘訣とは何か?
それは、
「この人に話したい!」
「この人なら信頼できるから話してもいいかも…」
と、部下に思ってもらうことです。
人が本音を話そうと思うのは、
「自分の話をしっかり聴いてくれた」
と感じたときではないでしょうか?
しかし、多くの上司は、
自分の話ばかり一方的にして、
部下の話に耳を傾けることが
少ないように感じます。
正直なところ、
話を聞いてくれない上司の言うことなど、
誰も聞きたくありません。
賢い上司は、
自分から歩み寄り、
部下の声にきちんと耳を傾けるものです。
「自分の話を聴いてくれた」
「理解してくれた」
「受け止めてくれた」
このように感じてもらえれば、
部下はまた話そうと思えるようになります。
そして、このような積み重ねが
少しずつ信頼関係を築いていくのです。
部下は、本音を言わない、または言えないもの。
だからこそ、上司の方から歩み寄り、
部下の声に耳を傾けることが大切です。
少しずつでも信頼関係を築いていくことが、
部下の本音を引き出すカギになる
と僕は考えています。
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