池本克之です。
テレワークの導入が進む中、
部下を監視しようとする上司も
増えているようだ。
確かに、お互いが遠隔にいて
部下の働きぶりを直接見ることができない
上司にとっては、
部下の動きが気になるだろう。
「本当に仕事をしているのか…」
と不安になったり、
疑ってしまう気持ちもわからなくはない。
しかし、
ちょっと気になることがあると
いちいち口を出し、
望まれてもいない
アドバイスをしたりするのは
あまり感心できない。
部下からすれば、
「信頼されていないんだな…」と感じ、
ストレスになることがある。
それに、任せられたのに
しょっちゅう口を出されていれば
仕事に対するやる気も薄れていくだろう。
・・・・・・
では、どうすればお互いが気持ち良く、
ストレスを抱えずに仕事をすることが
できるのか?
ベストなのは、
「任せたよ」と言った以上、
基本、口は出さないことだ。
部下の価値観で
進めさせるといいだろう。
いちいち上司の価値観を押し付けると
お互いにストレスが溜まるようになる。
もし、進め方まで指定したいのであれば
仕事を任せる時に伝えておく。
事前に伝達した以外のことを
途中から口出しするのはNGだ。
部下に一度任せた以上は
部下のやり方で進めさせる。
そして、何かトラブルが起きたり、
部下から相談されたりした時にだけ、
アドバイスを与えるようにする。
少しくらい
「うまくいかないかもしれない…」
と思うことがあっても、
部下の思う通りにやらせて
様子見をする忍耐強さも必要だ。
自分で間違いに気づかせるのも勉強であり、
いよいよマズイことになりそうな時に
上司からアドバイスを得たほうが
「そうか、そういう方法があったんだ」
という実感の伴う学びになる。
・・・・・・
私たち上司は、
人を管理するのではなく、
仕事を管理することが重要だ。
くどくど注意をしたり、
部下のやり方にいちいち口を挟むのは
人を管理していることになる。
このやり方だと、
部下はいつまで経っても
一人前になれない。
それに、お互いが強いストレスを
抱えることになる。
お互いが気持ち良く仕事をしてくために、
そして、部下が自分の力を最大限発揮して
より早く結果を出すためにも、
人ではなく
仕事を管理することを
忘れてはいけない。
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