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2025年2025/01/05

飛躍に繋がる思考法

池本克之です。

組織のトップにいる人は、
常に成功者とは限らない。

「社長」と聞けば、
地位も名声も手に入れ、
ゴルフや会食を楽しんでいるようなイメージがあるが、

実際は、経営不振に悩んだり、
社員の離職が続いたり、
日々、困難を抱えているものだ。
じつに孤独なもの。

しかし、社長たるもの、弱音を吐くことはできず、
絶えず打開策を考え、
苦境を抜け出すために模索するだろう。

なぜなら、自分の下で働くスタッフの、
生活がかかっているからだ。

もし会社の経営が傾き、
充分な賃金を支払うことができなくなれば、
スタッフや、その家族を
路頭に迷わせることになる。

だからこそ、日々、経営のあり方を注視し、
会社の業績を伸ばすことを、
本気で考えているのだ。

しかし、スタッフの意識はそれとは違う。

社長が新たな達成目標を提示したり、
より高い成果を求めたりすると、

「そんな数字は無理だ」
「これ以上のことはできないよ…」

と、難色を示す場合が多いだろう。

社長はスタッフへの還元を見据えて、
会社の成長、売上の向上を目指しているのに、
スタッフにはその意図が伝わらない。

今までより仕事量が増える、
難しそうで、時間もかかる、
などと、スタッフはネガティブな思いにとらわれる。

そして、
その仕事ができない、という、
もっともらしい理由を探すのだ。

これでは、組織として大きな飛躍はできないし、
そうなるとスタッフの賃金だって上がらない。

では、社長の思いを、
どのように伝えて現場を動かしていけばよいのか?

それは、全員の思考法を変えることだ。

「できない理由探しをやめる」こと。
そして、
「できる方法、できる事を考える」こと。

もちろん、考えることで、
できないことができるようになるならば、
とことん考えてみるのがよい。

だが、大概は、
できないことについて、いくら考えてみたところで、
できるようにはならないだろう。

なのに、私達の心は、放っておくと、
ついついできないことの方へ傾いてしまう。
クヨクヨ、グダグダ、考えてしまう。

だから、意識して、
思考法を変えなければならないのだ。

皆が、悪い思考癖を捨て、
「できることをみつけ、実践する」という、
良い習慣が身に着くよう、トレーニングしよう。

そして、その結果が、良い形で自分たちに返ってくる、
ということを、スタッフたちに実感してもらうことが大切だ。

できないこと、
自分の力ではどうすることもできないことは、
考えるだけ無駄だ。

できないことについて、
あれこれ考えることで、
何かが変わるのならいいが、

できないことをいくら考えても、
実際はできるようにならない。

考えている時間が勿体ないし、
気持ちもネガティブになっていくだけだ。

考えてもどうにもならないことに対して、
不毛なエネルギーを注ぐくらいなら、
どんな小さなことでも、
できることを見つけて、達成するのがいい。

そして、小さな目標達成で満足してしまうのではなく、
その先の大きな目標をいつも見据えていよう。

社長とスタッフが一つの大きな目標に向かって、
一歩一歩確実に前進していくことが、
組織の大きな飛躍への、一番の近道だと言えよう。

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