私はビジネスの現場を
「チームスポーツ」になぞらえて考える。
自分が高校球児だったこともあり、
身近な野球を通じて、
組織運営のヒントがないかと探す。
野球には「打つ人」もいれば
「守る人」もいる。
また華やかなスターもいれば、
目立たぬところで支える控え選手もいる。
全員が同じ動きはしないが、
共通して目指すのは「勝つ」こと。
この構造は、まさに組織そのものである。
イチローがあるインタビューで
こう語っていた。
「自分の数字を残したいなら
個人競技を選んでいた。
でも僕がやりたかったのは、
チームとして勝つことなんです」
この言葉は、経営者にも深く刺さる。
ビジネスもまた
「一人が頑張っても勝てない」
世界だからである。
リーダーとして、
数字を上げる人間だけを評価しがちだ。
だが、数字を出す人の背景には、
周囲の支えや、
空気を整える人の存在がある。
ベンチにいる社員が、
どれだけ気配りしているか。
黙々と資料を整える人が、
どれだけ現場を支えているか。
表に出ない“縁の下の力持ち”に、
どれだけ目を向けられるか。
そこに、チームとしての強さが宿る。
目に見える成果だけでなく、
その裏にある貢献や支えに
目を向けてみてほしい。
そして
「あいつがいてくれてよかった」と
思える人に、
一言の感謝を伝えてみてはどうか。
ビジネスは、孤独な戦いに見えて、
実はとても人間くさい、
チームスポーツである。
だからこそ勝つためには、
「勝たせ合う力」が必要だと私は思っている。
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