池本克之です。
社長やリーダーの中には、
「自分がやったほうが早い」
「任せるより確実だ」
という理由で、
あらゆる仕事を
自分で抱え込む人が少なくない。
だが、この考え方は長期的に見れば
会社の成長を止め、
自分自身の首を絞めることになる。
第一に、時間は有限である。
社長の仕事は、
会社の未来を決める意思決定と、
未来に投資する行動にこそ
使うべきである。
細かい作業や、
他の人でもできる業務に時間を奪われれば、
本来の役割を果たす余力はなくなる。
第二に、すべてを自分でやる習慣は、
人材育成の機会を奪う。
社員は任せられることで成長する。
失敗も含めて経験させるからこそ、
組織の地力が上がる。
任せない限り、
いつまでも「社長待ち」の
会社から抜け出せない。
第三に「自分でやったほうがいい」
という思い込みは、
実は自己満足であることが多い。
他人のやり方が気に入らないだけで、
成果そのものに差がない場合も多い。
むしろ他の人がやったほうが
新しい方法が見つかり、
質が向上することもある。
解決策はシンプルだ。
まず、今日の仕事を全部書き出し、
「自分でなくてもできること」に印をつける。
それを他の人に渡す。
そして、やり方ではなく成果の基準を
明確に伝える。
最初は不安でも、
任せる経験を重ねることで、
その不安は徐々に消えていく。
なんでも自分でやる社長は、
結局「自分の時間単価を下げる」社長である。
手放すことでしか、
時間は生まれない。
時間を生み出してこそ、
社長は本当にやるべき仕事に
集中できるのである。
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