池本克之です。
経営や現場では、
どれだけ注意していてもミスは起きる。
問題は、その時に
社長がどう向き合うかである。
多くの会社では、
ミスが起きた瞬間、
誰の責任かを特定しようとする。
もちろん責任の所在を
明確にすることは必要だが、
それだけで終われば再発は防げない。
私は、ミスを「責任追及の対象」ではなく
「流れを見直すきっかけ」と捉えている。
なぜなら、
多くのミスは単発の不注意ではなく、
情報伝達の抜け、
手順の不備、
確認の不足、
判断の遅れなど、
一連の流れの中で徐々に
積み重なって起きるからだ。
つまり、流れを修正しなければ、
同じ種類のミスは必ず繰り返される。
ここで社長として重要なのは、
冷静な判断である。
感情的に叱責すれば、
社員は防御的になり、
真の原因は隠れてしまう。
一方で、曖昧な対応では
「大きな問題ではない」と受け取られ、
改善の機会が失われる。
厳しさと冷静さ、
その両方を持って臨む必要がある。
具体的には、
ミスが起きたらまず関係者を集め、
時系列で事実を整理する。
どの段階で何が抜けたのか、
判断は適切だったのか、
「まあ大丈夫だろう」と
思った瞬間はどこか。
個人攻撃ではなく、
流れそのものに焦点を当てる。
これにより
社員も安心して本音を出せる。
そして見直した結果を
すぐに仕組みに反映させること。
マニュアルの更新、
確認ポイントの追加、
情報共有方法の改善など、
手を打つのは早いほど良い。
ミスの直後は現場の記憶も鮮明で、
改善の意欲も高いからである。
ミスは痛い出来事だが、
正しく扱えば組織を
強くする養分になる。
社長の役割は、
動揺せずに流れを見極め、
再発防止の道筋を即座に示すことだ。
そうして積み上げた改善は、
やがて会社の競争力
そのものになるのである。
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