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2021年2021/10/28

人材採用、失敗

池本克之です。

私は、
今までに何度も採用に関して
「失敗したな…」という経験があります。

以前、
私がある会社の経営者をしていた頃、
その会社は短期間で急成長しました。

今までは自分で何でもかんでもやっていたのですが、
急成長の結果、
もう身が持たないぐらいの量の仕事を
抱えることになってしまったのです。

ですから、
人を入れて
その人たちに少しずつ仕事を
やってもらうしかないと考えました。

慌ててスタッフを採用したので、
特に最初の頃は
「見込み違いの人を採用してしまった」
と後悔することが多々ありました。

例えば、私が言ったことを
やってくれなかったり、
他の人と反りが合わなかったり、

スタッフ同士の揉め事の火を消すのに
自分の時間を使うことが多くなったのです。

私はこのとき、
「失敗したな…」と強く感じました。

採用したことを後悔すらしました。

私にはこのような失敗がありましたが、
人を採用して、
「自分が思っていたような人とは違う…」
と思ったことはありませんでしょうか?

採用に失敗すると、
お互い後から嫌な思いをします。

採用やその後の教育にかけたお金や時間、
労力までもムダになってしまいます。

一緒に働いているスタッフの
モチベーションが下がる要因にもなるでしょう。

このままでは、
自分が思っているような経営や
組織を作っていけないし、
社内の雰囲気まで悪くなってしまいます。

では、
こんな状態を回避するには
どうしたらいいのでしょうか?

あなたに一つ質問があります。

「あなたが思う良い人とはどんな人ですか?」

ぱっと
この質問に具体的に答えられるでしょうか?

ただ単に、明るい人、
雰囲気がいい人、
ハキハキと話す人、
というようなことだけではなくて
もっと具体的に、明確になっているでしょうか?

それは、明文化され、
採用に関わるスタッフも理解しているでしょうか?

人材採用で失敗する大きな原因の1つは
「社長の価値観を明確にしていないから」
というのがあると考えています。

実際、
「こんな人が良い人」というのは
社長であるあなたの価値観であって、
面接する社員が考える「良い人」の条件は
異なるかもしれません。

その考え方が明確であればあるほど、
人材採用の時にも迷わずに済みます。

それに、価値観が文書化して
目に見える形になっていれば、
スタッフも社長のあなたと同じ目線で
「この人は自社に合っている人なのか?」
ということを判断できるようになるのです。

また、
スタッフ自身も採用基準が理解できているので、
自社にあった人が周りにいたら、
そのスタッフの知り合いを紹介してもらえる
可能性も出てくるでしょう。

自分が思っていたような人とは
違う人材を採用してしまうと
お金や時間、そして労力までもムダになります。

それ以外にも、
社内の雰囲気まで悪くなり、
最悪の場合、「辞める」という選択を
する人まで出てくるようになるかもしれないのです。

こんな状態を作り出さないためにも、

あなたの価値観を明確にし、
目に見える形にしておくことを強くオススメします。

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