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2025年2025/07/02

休めない社長が、休める組織をつくるには

池本克之です。

2025年、ある経営者向け調査では
「年間5日以上の
まとまった休暇が取れない」と
回答した社長が約6割を占めた。

その理由の多くが
「自分が抜けると会社が回らないから」
だという。

日本の企業には
未だ「休む=悪」という空気が
根強く残っている。

たとえ経営者であっても、
休暇に対して罪悪感を覚えるケースが多い。

「自分がいない間、誰があの仕事をやるのか」
「迷惑をかけるのではないか」

そうした思いが、心のどこかにある。

しかし休みを取らずに走り続けても、
生産性は上がらない。

疲れが抜けず、判断力も鈍る。
部下に無言のプレッシャーを与え、
組織も疲弊していく。

これは社長個人の問題にとどまらず、
企業文化の問題でもある。

真の課題は
「自分にしかできない仕事が多すぎる」
ことだ。

その原因は、業務が属人化し、
やり方が社長の頭の中にしかない点にある。

これでは、誰にも任せられないし、
休むたびに不安が募る。

であれば、やるべきことは明確だ。

自分の仕事を見える化し、
仕組みに落とし込むことである。
チェックリスト化すれば、
他の人でも同じ結果が出せるようになる。

これは「休むための仕組みづくり」である。

社長が安心して休める状態をつくることは、
経営の質を上げる投資といえる。

そしてその仕組みは社員にも波及し
「休んでも回る会社」という
文化を育てていく。

誰かが休んでも仕事が止まらない。

そんな体制こそが、
持続的な成長の土台になる。

まずは社長自身が
休める仕組みづくりから始めてほしい。

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