池本克之です。
業務の効率化や生産性向上のために、
仕事の進め方に関して
何らかの社内ルールを定めている
職場も多いでしょう。
実際、
私も部下を動かすときには
ただ信じて任せるだけではなく、
ルールが大切だと伝えています。
しかし、時には
ルールを超えて部下を信じることも
大事になってきます。
もちろん、
上司からすれば
ルール外の行動を
部下に取ってほしくないと
思うだろうし、
部下がルールを破れば、
「どうして、言った通りに
やらないんだ!
これがうちのルールなんだぞ」
と叱責する人もいるかもしれません。
会社は組織で成り立っているので、
ルールに従って運営されています。
なので、
部下のルール外の行動を
上司が嫌がるのは、
ある意味当然でしょう。
しかし、それだけでは
部下はルールに縛られてしまい、
画一的な仕事しかできなくなってしまいます。
また、部下の行動が制限されることで
部下自身、窮屈な職場だと
感じることもあれば、
実際にそのような職場に
なることもあります。
さらに、それが原因で
部下が成長しにくくなったり、
自分で考えて動くということが
ほとんどないので、
仕事をしていて
面白さを見出だせないと感じ、
指示待ちの社員を量産する原因にもなりかねません。
なので、ときには部下を信じて、
ルールを破ってでも
臨機応変な対応をすることを
認めてあげる必要があるのです。
実際、こちらが良かれと思って
作ったルールによって
メンバーの行動が制限され、
かえって仕事の生産性を
低下させてしまう、
ということはよくあることです。
それに、ルール以外の行動は
できないとなると、
いざというときに
正しい行動を取れなくなってしまいます。
その結果、
お客様に嫌な思いをさせたり、
取引先の方に迷惑をかける場合も
あるかもしれません。
部下からすれば
ルール通りにやっているので
何も問題ないと思っていても、
それに対して上司から叱られれば、
「どうしてルール通りにやったのに
怒られなきゃいけないんだ」
となり、お互いの関係性まで
悪くなってしまいます。
仕事をしていれば
すべてがルール通りに
やれるわけではありません。
ときには、
臨機応変に行動することも大切です。
もちろん、コンプライアンスなど
絶対に守らなければならないルールを
逸脱するようなことは
厳しく注意しなければならなりません。
しかし、それ以外の
自分の裁量内でコントロールできる
ことであれば、
ルールに縛られない部下の思考や
行動をよしとする。
それが、大きな成功に繋がる
可能性だってあるのです。
ルール外の行動でもよしとされれば、
部下は上司が自分のことを
信頼してくれていると思えるようになります。
また、自分で考えて行動する
きっかけになったり、
自分がしたことで
誰かが喜んでくれれば、
仕事をする上で大きな自信に繋がるからです。
ルールを守ることは
とても大切です。
だが、ときにはルールを超えて
部下を信じてあげることも、
部下の成長のためには
とても重要になってくるのです。
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