池本克之です。
昨年から特に物価上昇と言われ、
あらゆる業界で「値上げ」が続いている。
原材料費の高騰、
物流コストの上昇、
人件費の増加。
理由を並べれば、いくらでも出てくる。
正直に言えば、
値上げは当然必要だと思っている。
原材料が上がっているのに、
価格だけを据え置くほうが、
よほど不自然だからだ。
それでも日本では、
値上げをするとどこか後ろめたい。
「申し訳ありません」
「心苦しいのですが」
そんな言葉が、必ず添えられる。
この空気こそ、
日本特有の問題だと思っている。
「お客さんは神様」
「店側が我慢するもの」
この考え方は、もう限界にきている。
我慢の先にあるのは、
感謝ではない。
疲弊である。
利益を削り、人を削り、
現場が持たなくなる。
それでも続ければ、
最後に残るのは何もない。
値上げをしないことが
美徳のように語られてきたが、
それは経営としては、責任放棄でもある。
続けるために、
必要な価格をきちんと取る。
これは経営の基本であり、
逃げてはいけない判断だ。
お客さんにとって不都合なことでも、
言うべきことは言わなければならない。
安さだけを提供し続ける店は、
長くは続かない。
そして、続かない店が増えるほど、
社会は結果として不便になっていく。
本当に守るべきなのは、
目先の価格ではない。
継続できる仕組みである。
値上げとは、覚悟の表明だ。
この価格で、
この品質で、
この人たちと続けていく。
そう決めることだと思っている。
日本はこれから、
「安さ」ではなく
「持続」を選ぶ国になるべきだ。
そのために、
値上げを正面から語れる経営者が
もっと必要だと感じている。
値上げは、悪ではない。
逃げない選択である。
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