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2019年2020/01/24

完璧な評価制度はない

池本克之です。



人材育成に欠かせない仕組みの1つに
「評価制度」がある。


社員の頑張りや成長を
きちんと評価する制度は、
メンバーを動かし育てる上で大切なものだ。


しかし、その割には完璧なものがない。


どんなに良い制度でも、
100%完璧なものはないのだ。


なぜなら、人によって
やっている仕事が違うからである。


担当しているお客様も
違うかもしれないし、
扱っている商品が違うという企業もある。


もし、完璧な評価制度があるのなら、
全ての企業が同じ評価制度を
導入しているはずだが…

そうではないのが実情だ。


それに、組織のステージや
抱えている問題によっても
評価制度は変わってくる。


そんな中で、社長は
バランスを取ることが大事になる。


当然、報酬を受けとる社員からすると
フェア・アンフェアは必ずあるだろう。


だが、できるだけそうならないように、

できるだけ全員がフェアに
納得してもらえるように、
バランスを取っていく。

裁量を加えていく。


そしてその根拠を、
一緒に会社を盛り上げていく
社員の人たちに示していく。


このような説明をする責任が
社長にはある。


・・・・・・・・・・・・・・


評価制度の原則は、
自分で目標を設定し
その達成度合いで報酬が決まる、
というものだ。


頑張っている社員は正しく評価され、
相応に報われるべきである。


そのためにも、
評価制度と連動した報酬制度を
構築することが重要だ。


ただし、評価制度も報酬制度も
基本的にはメンバーを「伸ばす」ためのもの。


評価は報酬を下げることが
目的ではないので、
そこは充分に気をつける必要がある。


そして、正しい評価の仕組みにするには
目標・評価をできるだけ数値化すること。


「算数の問題」として
判断できるようにすることが大事だ。


できたと思う・思わない、
というのは、感想。


国語の問題だ。


国語の問題にしてしまうと、
好き嫌いの視点も入ってしまう。


そうなると、当然、
社員の中で不満を持つ人が出てくるだろう。


これでは、組織の雰囲気が悪くなり、
チームワークも崩れてしまう。


なので、算数の問題として
判断できるようにすることが大切だ。


よく「数値化できない仕事もある」
と言われるが、
ほぼすべての仕事は数値化できると
私は考えている。


どんな仕事も
締め切りや処理スピードなど、
数値化できる観点があるからだ。


・・・・・・・・・・・・・・


人材育成に「評価制度」は欠かせない。


しかし、その割には完璧なものはなく、
100%完璧なものを作ることもできない。


なので、私たち社長は
評価の精度をできるだけ高め、
常に更新していくことが重要になる。


社員が安心して
あなたの会社で働くためにも、

まだ評価制度がないというのなら、
少しずつ着手することをオススメする。



PS
人材育成に悩んでいるのなら、
これもお役に立てる。

https://myasp.pajaposs.com/l/m/4wEqfNICxAKKlB

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