メルマガバックナンバー

2020年2020/03/07

悲惨な経験

池本克之です。

企業が成長していく中で、
それに合わせてだんだん人も増えていきます。

すると、
今までは起こらなかった問題が起きたり、
今までは考えなくてもよかったことを
考えなければならなくなります。

人が増えれば
それだけ人の問題も増えるわけで、
これは企業が成長を続ける上で
必ず乗り越えなければならない問題です。

私は、
組織学習経営コンサルタントとして、
大企業から創業間もないベンチャー企業
に至るまで
継続的に成長する企業経営の
アドバイスを行っています。

組織学習経営というのは、
「学習する組織」による経営を行うことで、
文字通り、スタッフが自ら課題を見出し
解決策を考え、実行していく組織を
作り発展させていく経営のことです。

学びながら成長する組織をつくって
いくメソッドです。

私は現在、
組織学習経営コンサルタント
として活動をしていますが、
私自身、人の問題でまったく
悩まなかったのかというと
そうではありません。

むしろ、この組織学習経営というのは
私の悲惨な経験から生まれたものなのです。

私自身、人の問題で長く、
そして深く苦しんだ経験があります。

今から約20年以上前のこと。

私はいつも自分1人だけが
がむしゃらに働いていました。

30代の頃、
ある企業の社長をしていた時の話ですが、
そのときのスタッフは
「いかに楽をするか」
ということばかりを考える人たちでした。

何かをお願いしようとすると、
条件をつけてくる人すらいました。

「◯◯だったらやりますけど…」
と私に言ってくるのです。

「何でそんな言い訳をしたり、
条件をつけたりしているんだろう…」
「やらない理由がわからない…」
と当時の私はいつもイライラしていました。

しかし、
「条件をつけたり
文句を言っている人たちを
どうにかして動かさないといけない…」
ということも同時に考えていました。

なぜなら、
どう頑張っても自分1人でやれること
には限りがあるし、
周りの人たちを動かさないと今以上の
成長はできないからです。

そこで思い出したのは、
会社員だった頃の経験です。

私は以前、
ソニー生命の保険営業の仕事をしていたのですが、
その頃の代理店の方との関係構築の
やり方を思い出したのです。

そして、
「その時と同じようにやればいいんだ」
ということに気付き、それを実行することにしました。

その結果は、
残念ながら全てのスタッフが
ついてきてくれたわけではありませんでした。

しかし、
ついてくるスタッフと
ついてこないスタッフが明確になったのです。

ついてこないスタッフは
自然と辞めていき、
ついてくるスタッフは
私の考え方や仕事の進め方、方針等に対する理解度が増し、
仕事のスピードが上がっていきました。

その結果、
驚くべきことに辞めていったスタッフがいた頃よりも
業績は上がるようになったのです。

今、思い返せば
すでにそこから組織学習経営というのは
始まっていました。

私は仕事柄、
常に企業の戦略について考え
提案しています。

戦略のない企業は、
地図のない道を進んでいるようなものだ
と言われる通り、
すべての企業は戦略立案を重視しなければなりません。

ただし、

「戦略は人が実行するものだ」

ということも忘れてはなりません。

企業が成長を続けていくには
必ず人が必要で、
人に焦点を当てない限り
今以上に成長を続けるのは難しいのです。

あなたが
「こんな会社にしたい」と思っていても
人を動かすことができなければ
実現するのは難しいでしょう。

あなたは、
どんな会社を作りたいでしょうか?

それを必ず実現するために、
人にフォーカスした経営をすることを
強くオススメします。

自律成長型組織に変える方法 メルマガ登録

池本克之とは

Contact

お電話かフォームにて
お気軽にお問い合わせ下さい。
皆さまからのお問い合わせ、お待ちしております。

お電話でのお問い合わせ

00-000-0000

お電話受付時間:10:00~17:00

メールでのお問い合わせ

お問い合わせ

TOP > News一覧 > News

pagetop