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2026年2026/01/16

意見は待つからこそ出てくる

池本克之です。

社長の立場にあると、
社員に「もっと意見を言ってほしい」と
感じることがあるだろう。

現場の情報や改善点は、
日々の仕事をしている
社員が一番よく知っている。

しかし現実には、
会議で意見を求めても
誰も口を開かず、沈黙が流れる

そんな経験をしたことがある
経営者は少なくない。

そのとき、多くの社長は
「こちらから聞き出さなければ」
と思ってしまう。
確かに問いかけて、背中を押すのは必要だ。

だが一方で、
あえて「待つ」ことも重要である。

社員が自ら口を開くまでの
沈黙を受け止める。

その余白があるからこそ、
本音や自発的な
意見が出てくることがある。

人は誰しも
「これを言って大丈夫だろうか」と
心の中で測っている。

特に社長相手となれば、緊張はある。
だから即答を求めれば、
当たり障りのない意見しか出てこない。

逆に、時間をかけて、安心感をつくり、
社員が「言ってみよう」と思うのを待つ。

その忍耐が経営者に求められる。

待つことには二つの効果がある。

ひとつは、
社員の主体性を育てること。

こちらが急かして
答えさせるのではなく、
社員が「自分の考えとして伝えたい」
と思う瞬間を待つことで、
自らの言葉に責任を持つようになる。

もうひとつは、
信頼関係を築くこと。

社長が焦らず
耳を傾ける姿勢を示すことで、
社員は「この人には安心して話せる」
と感じる。

もちろん、
ただ黙っていればいいわけではない。

待つためには「聞く準備」が必要だ。

例えば、日頃から雑談を交わすこと。
意見を言っても
否定されない雰囲気をつくること。

小さな提案を取り上げて
感謝を伝えること。
そうした積み重ねがあるからこそ、
待ったときに言葉が出てくる。

待つというのは、
経営者にとって勇気のいることだ。

数字や成果を追いかける中で、
沈黙は無駄に見えてしまう。
しかしその沈黙の裏側にこそ、
社員の思考や葛藤がある。

そこを飛ばして答えを急げば、
社員は「どうせ決まっている」と考え、
自ら考える力を失ってしまう。

経営の本質は、
社員を「動かすこと」ではなく
「動けるようにすること」にある。

社員の意見が自然と出てくるまで待つ。

それは単に忍耐ではなく、
未来への投資である。
時間はかかるかもしれない。

だが一度「意見を言っていいんだ」と
社員が感じれば、その後は驚くほど
現場から声があがってくるようになるはずだ。

待つ勇気を持てるかどうか。
それが社員の成長を引き出し、
組織を強くする分かれ目になるのだ。

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