池本克之です。
組織が静かに腐っていく原因は、
売上不振でも、人手不足でもない。
多くの場合、その中心にいるのは
数字を見ない幹部である。
数字を見ない幹部は、
現場の空気で判断する。
感覚で語り、印象で評価し、
「頑張っている」
「忙しそうだ」
こうした言葉を多用する。
しかし、経営において
頑張っているかどうかは評価軸ではない。
結果が出ているかどうか、
KPIを達成しているかどうか、
それだけが事実である。
数字を見ない幹部が一人でもいると、
組織には必ず歪みが生まれる。
数字で評価される社員と、
感情で守られる社員が混在するからである。
この状態を、現場は正確に見ている。
誰が数字を作っていて、
誰が作っていないのか。
誰が評価され、
誰が見逃されているのか。
数字を出している人間ほど、
この歪みに敏感である。
そして黙る。
やがて離れるか、気持ちが折れてしまう。
こうして組織は中から崩れていくのだ。
幹部の役割は、
部下をかばうことではない。
数字で現実を直視させ、
次の打ち手を示すことである。
KPIを見ない幹部は、
問題を先送りをし、説明が曖昧になる。
「もう少し様子を見よう」
この言葉が増えたら、危険信号である。
強い会社の幹部は違う。
数字を毎月確認し、
未達であれば原因を分解し、
具体的な行動に落とす。
感情は後なのである。
では、社長は数字を見ない幹部・上司に
どう対応すべきか。
答えは明確である。
厳しいようだが、
教えるか、外すか、である。
まずは判断軸を示す。
見るべき数字を限定する。
売上、粗利、KPI
それ以外の話は、判断材料にしない。
次に、
数字で説明させる場をつくる。
感想は禁止である。
言葉が数字に戻らない幹部は、
すでに基準に立てていない。
それでも変わらない場合、
役割を下げるか、外すしかない。
情で残すことは、
会社全体への裏切りである。
幹部を守るために、
社員を失ってはいけない。
過去の貢献と、
現在の役割は別物として考え、
社長は判断しなくてはいけない。
数字から逃げる幹部に、
組織を預けてはならない。
それは、
腐食を放置するのと同じである。
社長の覚悟が、
幹部の姿勢を決める。
判断軸を守れるかどうか。
それが、
会社が強くなるか腐るかの分かれ道である。
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