池本克之です。
社員に信じてもらうには、
何より社長が「正直である」
ことが重要です。
私は、正直であること、
誠実であることが
ビジネスの基本だと考えています。
これは、
社長の率先垂範によってしか
伝播できないものです。
もちろん、
誰もが正直であることが大切なのは
よくわかってます。
しかし、
トップになると
情報のアウトプットをある程度
コントロールできるようになるので、
隠そうと思えば隠せることが
実は結構ありますよね。
特に、悪い情報は
なるべく伏せたいと思う人は多いと思います。
例えば、業績などの
会社の数字です。
会社がうまくいっている時は
いいかもしれないが、
低迷している時は
オープンにしたくないと思う人が
多いのではないでしょうか?
社長の中には
悪い数字を社員に見せることで
「社員を不安にさせるかもしれない…」
と思う人もいるでしょう。
しかし、悪い情報こそ
早めに共有することが大切です。
なぜなら、その方が
社員自身も危機感をもつようになり、
どうすればこの状況を打開できるかと
考えるきっかけになるからです。
それに、具体的な形で危機感を
共有することで、
社長1人では見えていなかったものに
社員が気づき、
打つ手が見つかるという場合もああります。
悪い情報はなるべく隠したいという
気持ちもよくわかるが、
隠し事がたくさんある人は
その人を見ていればなんとなく
わかるものです。
何か裏がありそうだな…とか、
別の顔がありそうだ…とか。
社長自身の行動に表れていたり、
言動や表情からも
察することができたりします。
そういう人は、
社員に信じてもらえなくなります。
社内にトップに対する不信感があると、
それは取引先やお客様など社外にも伝わり、
会社としての信用を損なうことにも繋がりかねません。
正直であるためには、
自分を律する意思の強さに加えて、
あらゆることを可能な限り
オープンにしていくことが大事です。
オープンにすれば、
いろんな意見が上がってきます。
それを素直に聞いてください。
オープンにすれば、
社長の間違いも全員に見えるようになります。
恥ずかしかったり、
プライドが傷つくという人もいるかも
しれませんが、
そこはちゃんと正直に認めて謝る。
その方が、誠実さが伝わるし、
社長に対しての信頼も増すようになるのです。
人間、誰だってミスはするし、
間違いもする。
社長だってする。
そこは社員も社長も同じです。
重大なことで頻繁に間違いを犯す
トップでは困りますが、
自分を正直にさらけ出し、
その上で様々なジャッジをして
トップ自身が正直さや誠実さの伝道師に
ならなければいけません。
そして、それを見て
社員もあなたと同じような行動が
取れるようになるのです。
メンバーに信じてもらうには、
何より社長が「正直である」ことが重要。
それが、社長と社員の信頼関係を
より強くし、
ちょっとしたことでは崩れない
強いチームになるのです。
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