池本克之です。
2025年、日本の労働市場は
過去にない規模で
人手不足が進行している。
帝国データバンクの調査で
「正社員が不足している」と
回答した企業は53.4%、
「非正社員が不足している」と
答えた企業も29.4%と、
過去最高水準に達している。
中小企業にとって
これは“経営を揺るがす課題”と言えるだろう。
人が足りなければ、
当然その分の業務は今いる社員にのしかかる。
その結果、疲弊したスタッフが退職し、
さらに人が減る。
この悪循環が、
多くの職場で静かに進行している。
社長自らが現場に入り
社員をカバーしているケースもあるが、
それでは本来の「経営者としての仕事」は
後回しになりやすい。
夜中に帳簿や企画を処理している、
という声も珍しくない。
このような状態が続けば
スタッフも社長も限界を
迎えるのは時間の問題である。
1人休めば仕事が滞り
社長が倒れればすべてが止まる。
だからといって、焦って採用しても
定着しなければ意味がない。
2025年の若年層は
「待遇」よりも
「環境」や「成長実感」を重視する傾向にある。
せっかく採用しても
環境に違和感を覚えればすぐに辞めてしまう。
コストと労力が無駄になるだけでなく
職場の士気も下がってしまう。
では、どうすれば人が定着するのか。
鍵は「教育の仕組み化」にある。
人手不足の状況下では
丁寧に時間をかけて教えることが難しい。
その結果、
「教える人によって教え方が違う」
「充分に教えてもらえない」
という不満が生まれる。
この問題を解決するために
チェックリストの活用が効果的である。
やるべき手順をリスト化しておけば
誰が教えても内容は同じである。
教える側の負担も軽減され
教わる側も自律的に仕事を覚えていける。
結果として、仕事に対する自信が生まれ、
離職防止にもつながる。
長く働ける職場づくりに直結するのだ。
人手不足の時代に必要なのは
「属人的な教育」ではなく
「仕組みとしての教育」である。
あなた自身、そして社員が疲弊しないためにも、
チェックリストという仕組みを
今すぐ導入すべきだと、私は考える。
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