池本克之です。
2025年現在、多くの社長が抱えている悩みの一つに
「なぜ、こんなこともできないのか」
「そこまで言わないと伝わらないのか」
といった部下への苛立ちがある。
これまでに同じような感情を抱いたことがある
経営者は少なくないだろう。
自分にとっては常識でも、
他人にとってはそうではない。
この認識のズレが、
日々のイライラを引き起こしている。
イライラは思考と行動の質を下げ、
結果として経営判断にも影響を及ぼす。
また、そうした状況が続けば
「だったら自分でやった方が早い」と感じ、
結果的に社長自身があらゆる業務を背負い込むことになる。
しかし、それでは組織の成長は止まる。
スタッフは依存的になり、
社長だけが走り続ける状態が生まれる。
こうした状況は、業績が伸び悩むだけでなく、
社長自身が孤独と疲労に
押しつぶされる要因にもなる。
では、なぜこのような事態が起きるのか。
その根本には「価値観の不一致」がある。
私は「社長のストレスを減らす鍵」は
価値観の見える化だと考えている。
人は、それぞれ異なる価値観のもとで動いている。
自分にとって当たり前の行動や判断基準も、
相手には理解されていないケースがほとんどである。
とくに2025年のように
Z世代やアルファ世代が
現場で活躍し始めている今、
そのギャップはますます大きくなっている。
だからこそ社長の価値観を明文化し、
組織全体に共有することが必要である。
どんなに些細なことでも
「自分はこういう考えを大切にしている」と
明確に言葉にする。
それを書き出し、
マニュアルや方針書
行動指針としてスタッフに見える形で伝えるのだ。
言葉にして伝えなければ、理解はされない。
理解されなければ、共に進むことはできない。
「なぜそんなこともできないのか」
と感じる前に、
「それは自分の価値観が
まだ共有されていないからではないか」と
立ち返ってみてほしい。
無駄なエネルギーを減らし、
経営に集中できる環境を整えること。
それこそが人手不足・多様化時代を
乗り越える鍵となる。
まずはあなたの価値観を
言語化することから始めてみてほしい。
それが社長自身のストレスを減らす
第一歩になる。
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