池本克之です。
結論をいうと
「空気を読むより、動く人が世界を変える」
と私は考えている。
冒頭を読んで、今日のメルマガは
あとを読まなくなる気がするが(笑)
日本人は「空気を読む」ことが得意だ。
会議でも、周囲の表情を見ながら意見を控えたり、
相手の出方をうかがってから動いたりする。
協調を重んじる文化としては
「美徳」なのかもしれない。
しかし、私はこれこそが
日本が世界から
後れを取っている原因の一つ
だと思っている。
なぜなら、
空気を読むことにエネルギーを使いすぎて、
行動する力が弱まっているからである。
経営の現場でも同じ。
社員が「社長の考えを読もう」として、
行動を止めてしまうことがある。
だが、私は常に言っていることのひとつに
「思うならやればいい」
「だめならやめればいい」ということ。
正解を探すよりも、まず動くことだ。
行動の中でしか見えないことがある。
机上でどれだけ考えても、
実際にやってみなければ結果はわからない。
私自身、経営の中で
「完璧な準備ができてから始めよう」と
思っていたら、
何一つ形にならなかっただろう。
ここ数年ではじめた新規事業も、
最初は不完全な状態からスタートした。
やってみて、だめなら修正する。
その繰り返しでしか前には進めない。
成功とは、
最初に勇気を出して
一歩を踏み出した人にしか
訪れないものである。
「空気を読む」というのは、
裏を返せば
「責任を取りたくない」心理の表れでもある。
自分が動けば、うまくいかないリスクがある。
だから周りの様子を見て、動かない。
だが、リーダーシップとはまさに
「空気を変える」力のことだ。
誰かが動くことで、組織の温度は変わる。
社長がその一歩を見せなければ、
社員も変わらない。
失敗してもいい。
やらないことの方が問題なのだ。
行動しなければ、何も学べない。
失敗には痛みが伴うが、
痛みのない成長は存在しない。
動く人間が次の時代をつくるのだ。
日本の組織は、
もっと“空気より目的”で動くべきだと思う。
何を目指すのかを明確にし、
そのために必要なら空気を壊してでもやる。
調和を保つより、前に進む方が価値がある。
思うなら、やる。
だめなら、やめる。
それでいい。
行動したという事実こそが、
次の挑戦への一番の糧になる。
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