池本克之です。
会社の情報のすべてを
社員に開示する。
これに対して、
あなたは抵抗があるだろうか?
ほとんどの大事な情報というのは
上層部にしか流れていないことが多い。
それ以外の社員には流れてこないか、
部分的にしか流れてこない、
という状態が多いように感じる。
しかし、私はどんな情報であっても
すべてのことを社員に開示すべきだと
考えている。
なぜなら、そうすることによって
お互いの信頼関係を強くすることが
できるからだ。
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多くの社長は、
「これは見られたくない」
「これは知られたくない」
という理由で情報を公開しない。
大事なことは秘密にして、
何もなかったかのように
振る舞う人さえいる。
そうすることが良いことだと
思っているからかもしれない。
社員に余計な心配をかけたくない
という人もいるだろう。
しかし、大事な情報が
ほとんど流れてこないと、
社員は会社や社長に対して
不信感を抱くようになる。
社員も人間なので、感情がある。
大事な情報は教えてほしいし、
知っておきたいと思う。
たとえ、それが悪い情報であっても同じだ。
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私は、情報を開示することが
重要なことだと考え、
自社の貸借対照表や損益計算書、
売上計画もすべての情報を
オープンにしている。
今回のコロナウイルスについても、
自社に与える影響がどのようなものなのか、
ということについて、
事細かに社員に伝えた。
その上で、
どのような対策をしていけばいいのか、
ということを社員と一緒に話し合った。
このように
すべての情報を開示することにより、
お互いの信頼関係が強くなりやすい。
また、それ以外にも、
情報を開示することで
社員がその情報自体を自分の問題として
捉えることができる、
というメリットもある。
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情報をすべて開示するのには
抵抗がある人もいるだろう。
しかし、どんな情報であれ
すべてを開示することは
お互いの信頼関係を強くすることに繋がる。
苦しい状況の今だからこそ、
重要な情報はしっかりと伝え、
社員たちの協力を得なければならない。
それが、結果的に
困難な状況を乗り越え
会社が良い方向へ向かうきっかけになるのだ。
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