池本克之です。
「言わなくても、わかっているはずだ」
そう思っている人は、いまだに少なくない。
これは家庭でも職場でも同じである。
だが今の時代の会社では、
その前提が通用しなくなってきている。
リモートワーク、ハイブリッド勤務、
世代間の価値観の違いなど
働き方も考え方もバラバラな今、
「空気を読む」よりも
「明確に伝える力」のほうが、
はるかに重要になっている。
「これくらい言わなくても伝わるだろう」と
思っていたことが、
まったく伝わっていない。
それを知ったとき、
怒り出す人もいれば、
落ち込む人もいる。
だが、冷静に考えてみてほしい。
何十年連れ添った夫婦、家族でさえ、
言わなければ伝わらないことは山ほどある。
ましてや、職場で出会った他人同士が
「察してほしい」と期待しても
うまくいくはずがないのだ。
特に今の若い世代は、
過去のような「黙って見て学べ」では育たない。
ちゃんと言葉で認め、伝える必要がある。
では、どのように伝えればいいのか?
私は「相手によって自分に起きた変化」を
伝えることを勧めている。
たとえば部下に対して、
「君の提案のおかげで、
クライアントとの打ち合わせが
とてもスムーズになったよ」
「報告の仕方が変わって、
全体の会議が前より短くなった」
このように、相手の行動がもたらした
具体的な“変化”を共有する。
そうすることで、
部下は「自分の働きが
ちゃんと役に立っているんだ」と実感できる。
「よくやった」だけでは抽象的すぎるが、
変化に基づいた言葉にはリアリティがある。
そしてそのリアリティこそが、
人の心に残る承認となる。
職場での信頼関係は、
こうした小さな「伝える習慣」から育っていく。
逆に、伝えなければ何も始まらない。
「最近、
部下にきつく当たってしまっていたな…」
「どうやって褒めればいいかわからない」
そう感じている人は、
まずは小さな変化を見つけて、
それを伝えるところから始めてみてほしい。
それが、チームの空気を変える
最初の一言になるかもしれない。
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