メルマガバックナンバー

2021年2021/04/28

部下がすぐに動き出す指示の出し方

池本克之です。

多くの会社では、
曖昧な指示が横行している。

例えば、部下に指示を出す時、

「任せるから自由にやって」

というような
指示を出していたりする。

こういうことを言う上司に限って、
後になって

「そんなやり方じゃダメだよ」
と怒ることが往々にしてある。

部下にしてみれば、

「任せると言ったのに。
自由にやれと言ったのに」

と理不尽に感じるだろう。

部下に指示を出す時には、
細かすぎるくらい細かく出さなければ
部下を迷わせるだけだ。

曖昧な指示だと
部下の動き出しが遅くなり、
余計な時間がかかるようになる。

・・・・・・・・

例えば、会議に使う資料のコピーを
取るように指示するとする。

多くの上司は、単に
「コピーを取っておいて」
と言うだけだろう。

この指示だけでは、
部下は「はい」と言って、
会議に出席する人の
人数分のコピーだけを取り、

「終わりました」
と報告しかねない。

その時に、

「どうしてワンセットずつ
ホッチキスで留めておかないんだ」

「会議の前にテーブルに
配っておかないんだ」

と怒っても、後の祭りだ。

そういった作業の
すべてを指示しておかないから、
部下は迷う。

そして、お互いに余計なストレスを
抱えるようになる。

なので、このような場合は、
次のように指示しなければならない。

「すべてのページのコピーを
30人分取ってくれ。

その資料は6枚でワンセットだから、
順番にまとめて30セット作ってほしい。

それを一部ずつ、
会議室の机の上に配っておいてくれ。

会議は11時に始まるから
10分前には作業を終えるように」

このくらい細かく指示しておくと
部下は迷わずに済む。

そして、お互いが
余計なストレスを抱えずに済む。

・・・・・・・・

部下にすぐに動いてほしいのなら、
最初から細かく指示を出すことが重要だ。

もちろん、一度細かく指示しておけば
次からは

「前と同じように
会議用の資料を用意しておいてくれ」

で済ませても大丈夫。

重要なのは最初であり、
最初が肝心なのだ。

さて、あなたの会社では
曖昧な指示が横行していないだろうか?

部下がなかなか動いてくれない…
指示しても指示通りに動かない…
思ったような結果にならない…

というのなら、

今一度、部下に
曖昧な指示を出していなかったかどうか
確認してみてほしい。

それがお互いのストレスを減らし、
部下がすぐに動き出すきっかけになるだろう。

自律成長型組織に変える方法 メルマガ登録

池本克之とは

Contact

お電話かフォームにて
お気軽にお問い合わせ下さい。
皆さまからのお問い合わせ、お待ちしております。

お電話でのお問い合わせ

00-000-0000

お電話受付時間:10:00~17:00

メールでのお問い合わせ

お問い合わせ

TOP > News一覧 > News

pagetop