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2025年2025/06/03

部下がミスやトラブルを隠す原因

池本克之です。

もし、部下からミスや失敗の報告が
上がってきたらあなたはどうするでしょうか?

「どうしてそのようなことになったんだ!」
と激しく怒鳴り、部下を責め立てるでしょうか?

それとも、怒りたい気持ちをぐっとこらえ、
部下の言葉を受け止めるでしょうか?

前者の場合、
次に失敗やミスが起きた時、
部下はそれを隠してしまうかもしれません。

なぜなら、怒られたくないからです。

誰でも、叱責されるのは避けたいものです。

ミスや失敗をしたのは事実ですが、
正直に話したにもかかわらず叱られれば、
「もう言いたくない」と思うでしょう。

もちろん、ミスや失敗を報告すべきなのは
誰もが理解しています。

中には、最初から隠そうとする人も
いるかもしれませんが、人は隠し事をすると
モヤモヤした気持ちになり、
集中力が低下する場合があります。

そのような状態はつらいため、
勇気を出して報告するのです。

しかし、報告したにもかかわらず
激しく責められれば、
「二度と報告しない」と考えたり、
信頼関係が損なわれたりするかもしれません。

人間関係が悪化すれば、
仕事にも支障が出る恐れがあります。

実際には、ミスや失敗をした本人も
大抵は反省しているものです。

したがって、部下が正直に報告してきた時には、
怒鳴ったり責め立てたりせず、
一緒に対策を考える姿勢が何より大切です。

ミスやトラブルを繰り返さないように、
報告し合い、全員で改善点を検討できる環境を
整えなければなりません。

そのような環境があれば、
誰でも悪い情報をオープンに
できるようになります。

怒られる覚悟で悪い情報を報告した時に
受け止めてもらえれば、部下は安心し、
真剣に再発防止策を考えるようになります。

組織が成長するためには、
失敗やミスを隠さない社内風土が
極めて重要です。

ミスやトラブルの報告を受けた瞬間に
感情的になる気持ちも理解できますが、

同じことを二度と繰り返さないこと、
そして、ミスを隠さない社内風土を築くことが
何より大切ではないでしょうか?

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