池本克之です。
継続する会社を創るには、
「誰をバスに乗せるのか?」
ということがとても重要になる。
ビジョナリー・カンパニーには、
成功する人事管理の方法について
このように書いてある。
“偉大な企業の経営者は
まずバスの行先を決め、それから
バスに乗る人を決めるのではない。
適切な人をバスに乗せて
ふさわしい席に着かせ、
不適切な人をバスから降ろすと
バスは素晴らしい場所に行ける。”
さらに、
“「何をすべきか」ではなく、
「誰を選ぶか」からはじめれば、
環境の変化に適応しやすくなる。”
とある。
コリンズが説いているように、
自社にとって適切な人材が集まれば、
どんなに環境が変わっても
その変化に適応しやすくなる。
慌てたり、文句を言うのではなく、
今、何が必要なのか?
自分たちには何ができるのか?
どうすれば、この状況を乗り切れるのか?
と、経営者と一緒になって考え、
行動を起こすことができる。
・・・・・・・・・
では、自社にとっての
「適切な人材」とはどんな人材だろうか?
それは、“会社の価値観に合う人材”だ。
輝かしいキャリアを積んできた人や
英語力がある人など、
能力が高い人が適切な人材とは限らない。
なぜなら、
仕事の実践的なスキルなどは
採用した後にいくらでも教育できるからだ。
経験を積んだり、知識をつけることで
少しずつ鍛えていくことができる。
しかし、会社の価値観に合わない人を
採用して教育しても、
会社の理念や哲学を理解させるのは
なかなか難しい。
会社の価値観というのは、
仕事をする上での考え方、
行動規範といった
会社にとっての土壌だ。
その土壌に性質の合わない木を植えても
その木は充分に育たない。
それと同じで、
会社の価値観に合う人でなければ
そこで力を充分に発揮できない。
結果、採用しても
お金と時間を無駄にすることが増える。
もちろん、採用された側も
自分の力を発揮できないので
入ったことを後悔するだろう。
これは、お互いにとって
良い状況ではない。
なので、求人を出す段階から
自社の価値観に合う人材を
集めることを意識して
求人を出す必要がある。
そして、面接でも同じように
自社の価値観に合う人材を選ぶのだ。
・・・・・・・・・
会社が長く継続していくためには
自社にとって適切な人材を集めることが
何よりも重要になる。
それができれば、
どんなに困難な状況になろうとも
その人材はあなたの会社に貢献しようと
精一杯、動いてくれる。
あなたと一緒になって考え、
乗り越えようとする。
経営をしている限り、
何が起こるかは誰にもわからない。
しかし、あなたの会社にとっての
適切な人材。
つまり、
あなたの会社の価値観に合う人材が
集まっていれば、
どんなに環境が変わっても
その変化に適応しやすくなる。
これから先も
長く経営を続けていくために、
一人でも多くの
適切な人材を集めていこう。
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